海外メディアが報じた菅新政権への厳しすぎる評価!

HARBOR BUSINESS

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 【転載開始】


 ■「聞く耳持たずで有言不実」海外メディア 

 が報じた菅新政権への厳しすぎる評価 

 2020.09.23  


 歴代最長となった安倍政権を引き継い 

だ菅義偉総理大臣。 

日本国内では「苦労人」か、はたまた 

「金持ちの道楽息子」かと議論がなさ 

れているが、海外ではどのように報じ 

られているのだろう? 


 ■報道規制を進めた張本人 


 まず注目したいのは、安倍政権の 

「レガシー」を継ぐ首相として、 

さっそく「国境なき記者団」(RSF)

 から釘を刺されている点だ。 

(参照:RSF)  


 RSFは「先日指名された菅義偉首相に

 対し、2012年には22位でありながら、 

現在は『報道の自由度ランキング』で 

180か国中66位の位置にいる日本が、 

再び報道の自由の模範になるよう要請」 

している。  


 この発表は予想どおりというか、 

これまで幾度となく記者会見で記者の 

質問に答えない、質問を制限している 

ことからも、容易に想像できる反応だ。 


 「しばしば安倍の右腕と称される菅は、 

ジャーナリストに対する憎悪やメディア 

へ介入しようとする環境が生まれたこと 

に対して責任を負っている。 

 2019年の記者会見の際、菅は『あなた 

に答える必要はありません』と、繰り返

 し『東京新聞』の記者の質問に答えるこ 

とを拒否し、ジャーナリストたちの抗議 

を巻き起こした。また、菅はコロナウイ 

ルスによるパンデミック下での政府の

 記者会見の制限にも関わっている」 


 歴代最長政権下では、 

「教育への公的支出」は38か国中37位、

 「相対的貧困率」はG7で2番目などなど、 

さまざまな記録が打ち立てられてきたが、 

これらは「前政権が残した負の遺産」 

ではなく、菅首相が積極的に後押しして 

きたものとして見られている。 


 「日本は基本的に報道の自由やメディア 

の多元主義が尊重されているが、しばしば 

伝統や経済的影響が、ジャーナリストたち 

が民主主義の番犬として完璧に機能するこ 

とを阻んでいる。

ソーシャルメディアでは、 

極端な国家主義者たちが福島の原子力災害 

や沖縄の在日米軍基地など国にとって

“恥ず かしい”とみなされる内容を追う

ジャーナリ ストたちに嫌がらせをしている」


  こういった状況を生み出した張本人と 

目される菅新首相は、はたして汚名返上 

できるのだろうか。


 ■さっそく指摘されたチグハグさ 


 続いては「AP通信」。 

菅首相が外交や経済政策などを安倍政権から 

引き継ぎ、デジタル化を推し進めることを 

紹介したうえで、次のように報じている。 

(参照:AP通信) 


 「彼(菅首相)は規則改革を徹底し、 

既得権益を打ち倒すと述べた。しかし、

 新たな党内人事では、主要なポストに 

各派閥から均等に人員を配置しており、 

これは総裁選での助力に報いる動きで 

あると見られている」 


 日本国内では実際に「やったこと」より

も、「言ったこと」ばかりが右から左に

報道されがちだが、海外メディアからは 

就任したそばから、そのチグハグさが指摘 

されている。


 また、日本でも注目されている外交に 

ついても、懐疑的なトーンがにじみ出て 

いる。 


 「国内での政治手腕と比べ、菅はほとん 

ど外遊をしておらず、その外交力は未知数 

だが、概ね安倍政権の優先事項を踏襲する 

のではないかと考えられている」


 ■お先真っ暗な「女性躍進」  


 菅新政権を5つのポイントにまとめて報じ

たのは「ブルームバーグ」だ。 

各ポイントは次のとおり。 

(参照:Bloomberg)  


 1・「アベノミクス」は続く 

 2・「ウーマノミクス」は失速 

 3・官僚よ用心しろ 

 4・外交はお預け 

 5・台湾コネクション  


 「アベノミクス」の継承と外交手腕につい 

ては説明するまでもないだろう。  


 「ウーマノミクス」については、安倍政権 

が掲げた女性を主要ポストの30%に就ける、 

「SHINE」させるという謳い文句とは裏腹に、 

その数値が10%にまで低下したことが報じら 

れている。 

さらに閣僚の平均年齢が約61歳で、うち3人 

は70代。 

その一人が菅首相自身であることも指摘され 

ている。


 官僚との関係については、菅首相がたび 

たび官僚主義を打破すると発言してきた 

ことと併せ、河野太郎氏が行政改革・規制 

改革担当相、平井卓也氏がデジタル改革 

担当相に就任したことが取り上げられている。 


 そして、台湾コネクションについては、 

菅首相が安倍前首相の弟、岸信夫氏を防衛 

大臣に就けたことが紹介されている。 

岸氏が台湾と密接な関係にあり、これが中国 

への牽制であるとの見方だ。


 ■ミスを待ち構える若手議員たち 


 最後はアメリカ「CNN」とイギリス「BBC」

 の英米2大メディア。 

CNNは菅首相が「前日本首脳の右腕」である 

ため、総理大臣就任は驚くべきことではない 

としている。

 (参照:CNN、BBC)  


 「8月、日本は世界的パンデミックの影響で 

記録的なGDPの下降が報じられ、2020年4〜 

6月期、経済は7.8%縮小した。東京ではいま 

だに延期された2020年夏季五輪を2021年に 

開催する予定だが、そのころまでに世界的な 

パンデミックが収まっているかには疑問がつ 

きまとう。 

 また、日本は巨額の公債や高齢化といった 

長期的な経済、社会的問題に直面している。 

安倍が社会に呼びかけた職場での男女平等と 

は反対に、評論家は彼の政権時に十分な進捗 

はなかったと語る」  


 一方、BBCは 

「菅義偉:予想外の日本国新首相の台頭」と 

いう見出しで、上智大学の中野晃一教授の 

コメントを引用しつつ、次のように報じて 

いる。 


 「『彼はどの派閥にも属していません。 

彼が権力に登りつめたのは安倍氏のお気に 

入りだったからです。緊急時には彼の背後 

にいる党の重鎮たちが奔走するでしょう。 

しかし、ひとたび危機が去り、重鎮たちが 

求めているものが手に入らないとわかれば、 

間違いなく権力争いが起きるはずです』

 (中略)

  多くの“王位を狙う若き者たち”は菅氏が 

ミスを犯すのを待っている。そして、多く 

の問題が悪しき方向に向かいかねない。 

安倍首相が辞任を発表する前、主にコロナ 

対策への不満から支持率は30%まで落ち 

込んだ」 


 就任してからまだ何も行なっていないに 

も関わらず、高い支持率を集めている 

菅新政権だが、相変わらずコロナウイルス 

は猛威を振るい続け、経済は低調なままだ。  


 たいした要因もないまま上下高を繰り返す

支持率については、おそらく本人も それほど

気にしていないだろうが、記事中でも紹介し

た数値(もしかしたら国内では 破棄・改ざん

すればすむのかもしれないが)、 そして国民

が肌で感じる生活苦は誤魔化しの効かないも

のだ。 

 唯一変えられるとすれば、それは菅首相 の

「行動」にかかっている。 海外メディアに

指摘されるような 「聞く耳持たず」な姿勢で

はなく、総理大臣 の職に恥じないような活躍

を期待したい。 


 【転載終了】

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 やはり、国内のマスコミと違い手厳し 

いですね。 


  国民の支持率が高いのはメディアが 

提灯記事しか書かないからでしょうね。 


 菅首相だけではなく、安倍前首相に 

対してもかなり厳しい記事が多かった 

ですね。 

その安倍政治を継承する菅首相に厳し 

いのは当然でしょうね。

 

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