菅首相「名簿見ていない」発言は・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■菅首相「名簿見ていない」発言は
安倍前首相への責任転嫁か
公開日:2020/10/12
6人の候補が任命拒否された
日本学術会議問題への国民の怒りは
強まる一方だ。
ネット上では反対署名が14万件を 超え、
ツイッターでも
「#スガ政権の退陣を求めます」が トレンド
入りしている。
いま最も問題視されているのが、
9日のグループインタビューでの菅首相の
発言だ。
6人が“排除”される前の推薦者リストを
「見ていない」と明言した。
それでどうやって人事の適不適を判断 した
のか。疑いは深まるばかりだ。
◇ ◇ ◇
野党合同ヒアリングで、内閣府の担当者は
「学術会議が推薦した105人のリスト を、
内閣府が受け取ったのは8月31日」
「99人が記載されたリストを起案し、
官邸に上げたのは9月24日。同時に、
105人のリストを添付した」と説明。
菅首相自身は9月28日に99人を任命
したと発言している。
これらを総合すると、6人が外されたのは、
8月31日から9月24日の間。
官邸にリストが上がる前の段階だった可能性
がある。
ただし、6人を削除する前の“105人リスト”
も「添付」して官邸に上げたとしているから、
菅首相が一切「見ていない」というのはどう
考えても不自然だ。
いったい、どういうつもりで
「リストは見ていない」と発言したのか。
ちょうど総裁選や組閣でドタバタしていた
時期だから、ほとんど関与せず無責任に
決裁した可能性もあるが、
「安倍前首相に責任を押し付けようとして
いるのではないか」(永田町関係者)と
いう見方も流れている。
「内閣府が105人リストを受け取った
のは8月31日。当時はまだ安倍政権でし
た。その2日後の9月2日、内閣府が学術
会議法の解釈について内閣法制局に照会し
ている。2018年11月に法制局から得
た『首相は学術会議の推薦通りに会員を
任命すべき義務があるとまでは言えない』
との見解を改めて確認した形です。
これら は全て、安倍政権の時に行われた。
菅首相 が『名簿を見ていない』のが事実
なら、 6人を削除したのは安倍前首相だった
可能 性が高くなります」
(前出の永田町関係者)
■菅首相は本当に知らなかった?
つまり菅首相は、表向き、
「安倍首相から引き継ぎはなかった」と、
安倍政権とは無関係と強調しながら、
安倍前首相に責任を押し付けようとして
いる疑いがある。
安倍前首相に説明してもらおうにも、
“聴取”のハードルは高い。
「一議員の安倍氏に国会での答弁を求める
のは難しい」(野党関係者)からだ。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)
はこう見る。
「菅首相は、今回の一件について本当に 知ら
なかった可能性があります。というの も、削除
した6人の中には、かねて菅氏と 関係が深い
新浪剛史氏が社長を務めるサントリー出資の財団
から賞を受けている方がいるからです。そんな方
を、菅氏が進んで “排除”するとは思えません。
前政権の決定 事項で、それをひっくり返すのは
難しい。 本人は『自分の責任じゃない』と思って
いるのではないでしょうか。とはいえ、 決裁した
のが菅氏である以上説明責任から 逃れることは
許されません」
もし、リストを見ずに6人を拒否したのなら、
これほど無責任な話はない。
【転載終了】
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安倍政権からの申し送り事項なのは
確かでしょう。
実質的には杉田副官房長官がやり、
菅首相が追認したような形ではないで
しょうかね?
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