国会記者会館に入ったら警察を呼ばれた・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■国会記者会館に入ったら警察を呼ばれた
2020年10月22日
記者クラブは権力と一体化している
ことを隠そうともしなくなった。
フリージャーナリストと著述家を排除
するのに警察の出動を要請したので ある。
ハンストを続ける菅野完が、国会記者
会館の前庭で腰を降ろし携帯電話をかけ
たり、紫煙をくゆらしたりしていた。
きょう午後2時45分頃のことだ。
国会記者会館は国有地の上に立つ国有
の建物だ。
つまり私たちの税金で維持されているの
である。記者クラブは居候に過ぎない。
菅野はハンスト定位置の歩道上から
気分転換のため、わずか数メートル離れ
た国会記者会館の前庭に ちょいと お邪魔
するのである。田中も途中から加わった。
間もなく『国会記者会館』の腕章をつけ
たオジサンがツカツカと歩み寄って来て
「出て行って下さい。ここは関係者以外
立ち入り禁止です」と告げた。
オジサンは国会記者会館の職員だ。
マスコミOBだろう。
菅野が顔で拒否すると、オジサンは
「警察を呼びますよ」と居丈高に言った。
警察はなかなか来ない。
ブラフと分かっていたので田中と菅野は
出ていかなかった。
すると今度はホントに呼んだ。
制服警察官が会館の玄関まで来て、
オジサンから事情を聴いた。
「国会記者会の会員でない方は立ち入り
禁止になっている」
「管理権は国会記者会にある」。
オジサンは警察の前で正当性を主張した。
部隊長格のベテラン警察官は
「敷地内のことなので どっちがどっち と
も言えないんですよねえ」
「うまくやって下さい」とニガリ切った
表情だ。
2012年、「国会記者会館の屋上を撮影
場所として使えるように求める」訴訟を
フリ―ジャーナリストが起こした。
裁判では埒があかないため
フリ―ジャーナリストたち約10人が、
国会記者会館に突入し、屋上まで一気に
駆け上った。
その時も記者会館の職員(オジサンの
前任者)が来て「出て行ってくれ」と
迫った。
田中は「警察を呼べ、建造物侵入だ」
と言い返した。
職員は結局、警察を呼ばなかった。
暴漢ならともかく、フリージャーナリ
ストと著述家を排除するのに、記者クラブ
は警察を呼んだのである。
少なくとも新聞・テレビが国民の方を
向いて取材報道活動をしているのではな
いことが明らかになった。
【転載終了】
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大手新聞社の新聞は高齢の購読者
が殆どではないですかね。
私も地方紙を購読していますが、
お悔やみ欄を見るだけのために新聞
を取っています。
大手新聞社の購買数がどんどん
減少しているよですが、数年前に
今後、生き残れる新聞社は読売のみ
だと言われていますね。
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