冬の「ボーナス崩壊」・・・
マネーポストWEB
【転載開始】
■冬の「ボーナス崩壊」
住宅ローン払えずマイホーム手放す家庭も
10/22(木)
新型コロナウイルスの感染拡大は、
多くの企業にネガティブな影響を与えた。
そして、起きるのが、業界を問わない冬
の「ボーナス崩壊」だ──。
「機械部品加工メーカーに勤める夫から、
『冬のボーナスがなくなりそうだ』と告げ
られました。減ることは覚悟していました
が、まさかゼロとは・・・。ウチには幼い子供
が2人いて、これまで特別定額給付金や貯金
でなんとかしのいできましたが、ボーナス
なしでは12月のボース払いの住宅ローンが
払えず、貯金をもっと取り崩して生活しな
くてはなりません」
都内在住の30代主婦はそう頭を抱える。
例年ならばこの時期は、冬のボーナスを何に
使うかで心がウキウキするはずだ。
だが今年は思いもよらなかった新型コロナ
ウイルス流行による各社の業績低迷で、
冬のボーナスは「厳冬」が予想される。
すでにマイホームを手放した人もいる。
夫が飲食関係で働く千葉県在住の40代女性
が打ち明ける。
「新型コロナの影響で店の売り上げは
壊滅的。夫の給料が半分に下がり、夏の
ボーナスももらえませんでした。私も働
いていた飲食店のパートを解雇されまし
た。貯金でやりくりしていましたが、
もう底をつきそうです。残り1000万円ほ
どある住宅ローンの支払いも滞っていま
した。夏過ぎに裁判所から競売開始決定
通知書が届き、マイホームを差し押さえ
られました。なんとか任意売却に切り替
えられましたが、いまは主人の実家で
細々と生活をしています」
4月には緊急事態宣言が出され、ステイ
ホームや自粛、時短勤務などで経済が低迷
し、各企業の業績が悪化した。
まず負の影響が出たのが夏のボーナスだ。
ニッセイ基礎研究所上席エコノミストの
上野剛志さんが指摘する。
「厚労省が大企業を中心に調査した結果、
夏のボーナスは全体で2.1%減でした。なか
でも鉄鋼、化学、機械、運輸、サービス業
の分野の減少が目立ちました」
そして、さらなる落ち込みが予想される
のが冬のボーナスだ。
「なぜなら、今年4月以降の業績を反映し
て冬のボーナスの額を決める企業が多いか
らです。財務省の法人企業統計によれば、
4~6月期の収益は全体で売り上げが17.7%
減、経常利益が46.6%減と壊滅的な状況で
した。これを受けて、冬のボーナスを減額
する企業が増えると考えられる。サービス
消費は低迷を続けているので、冬のボーナ
スは夏よりもマイナス幅が拡大するはずで
す」(上野さん)
※女性セブン2020年10月29日号
【転載終了】
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コロナ不況が家庭の経済を直撃して
いるようです。
長男は、程度の良い中古物件を購入
する計画のようです。
二男は、既に一昨年に新築住宅を建て
ていますが、医療、介護関係の職につい
ているので、何とかなっているようです。
しかし、今回の「GOTO」による感染
拡大が地方まで及んでしまうと、医療の
現場がどうなるか不安もあるようです。
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