GoToトラベル「制度改悪」・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■GoToトラベル「制度改悪」笑い止まら
ないのは旅行大手だけ
公開日:2020/10/27
10月1日から東京都が 「Go To
トラベル」キャンペーン の対象に加わった
ことで利用者が爆発的 に増え、ポイント還元
がある大手旅行 予約サイトに申し込みが殺到。
国からサイト事業者に割り当てられた 給付枠
が底を突きかけ、国交省は急きょ、 予算の
追加配分を決定し、事業者に よって割引率が
異なる状況はすぐに解消 された。
国交省は今後も35%の割引幅を維持する構え
で、再びサイト事業者の予算が不足することに
なれば、追加の予算が 配分される。
「国交省の赤羽一嘉大臣は20日の会見で、
『幅広い観光関係事業者の 経営の安定化と
雇用の維持、地域経済 の活性化に全力を尽く
す』と発言しま した。しかし、一部の旅行
予約サイト に追加で給付枠を与え、集中しな
いよ うに設定した13の地域枠も撤廃と 方針
変更したのは、明らかに中小旅行 会社の倒産
を増加させる行為です。 言っていることと、
やっていることが 乖離しています」
(旅行ライターの渡辺輝乃氏)
大手予約サイトが給付枠を使い切れ ば予算
が余っている中小旅行会社に 利用客が流れる
とみられていたが、 これではキャンペーン終了
まで大手 予約サイトが潤い続けることになる。
そもそも給付枠自体、前年の国内旅行の取扱高
と販売計画に基づき決定され たもの。大手予約
サイトばかりに繰り 返し追加配分されれば、
実績に応じて 「公平」に配分されたはずの当初
の 給付枠そのものが何だったのかという ことに
なる。
23日、観光庁の蒲生篤実長官が 会見。
利用者の利便性を重視し、各社と 各地域に割り
振られた「予算枠」を 撤廃すると発表した。
「中小旅行会社の救済策はどう なるのか」
会見で前出の渡辺輝乃氏が質問す ると、
蒲生長官は歯切れが悪かった という。
「アンバランスになるようでしたら、 中小
が必要となる分だけ予算枠を渡そ うと思って
ます。ただし全額というわ けにもいきません。
ある程度バランス 良くするという意味です」
渡辺氏があらためてこう言う。
■見直すどころか ますます不公平に
「ひたすらニーズが高いところに予算を配分
するとなると中小は潰れ ます。恩恵を受けら
れないまま固定費 がかさみ、借金だけが増え
る。その点、 大手予約サイトや大手旅行会社
は給付 金という名の税金をもらえるだけでな
く、宿泊施設からも手数料が入ってく る。
何もしなくても国が莫大な利益を もたらして
くれるのですから、こんな においしい話はあ
りません。健康で 経済的、時間的に余裕があ
り、何度も 旅行できる人が利益を得る一方で、
高齢者や基礎疾患のある人は何の還元 もない。
原資は国民の税金ですから 本来なら公平にな
るよう制度を見直す べきなのに、どんどん
不公平な制度に 改悪されています」
大手予約サイト、大手旅行会社から は
高笑いが、中小旅行会社からは恨み節が聞こ
えてきそうだ。
【転載終了】
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余程のバカでない限り、大手旅行会社
と高級旅館に集中することは分かるで
しょうね。
端からそのつもりの制度設計のような気
がします。
損得が生じないように、全世帯対象の
現金支給が適切だったと思います。
そうなると支出が大きくなるからでしょ
うね。
我々のように、高齢の両親を抱えて
いるものは旅行は行きたくてもいけない
ですからね。
旅行に行って、感染してきたら大変
なことになりますから。
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