コロナ感染急拡大で入院患者増最新“病床逼迫ワースト20”!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■コロナ感染急拡大で入院患者増 

  最新“病床逼迫ワースト20” 

 公開日:2020/11/11  


 「クラスター対策など減少要因を早急 

に強めなければ、『急速な』拡大傾向に 

至る可能性が高い」―― 

9日、コロナ対策分科会の尾身茂会長は 

そう語ったが、すでに急拡大は進行中だ。 

10日も東京で293人、大阪で226人、 

北海道で166人など全国で1287人の 

新規感染者が確認された。 

入院患者もジワジワ増え、確保病床も余裕

がなくなってきている。

 最新の実態を調査した。 


   ◇  ◇  ◇  


 都道府県の確保病床数(4日時点)に占め 

る最新の入院者数の割合が「病床占有率」だ 

(別表)。 

  感染拡大が目立つ寒冷地のうち宮城が46.9% 

とダントツ。 

北海道も4日時点の入院者数は215人だったが、 

9日は382人に増えた。 

わずか5日で150人以上も増えている。 

道内に1811の病床を確保しているが、9日の 

病床占有率は4日の12%から21%に跳ね 

上がっている。  


 10日、25人の感染が確認され、46日連続 

の2ケタの感染者となった沖縄が36.6%と 

高水準。 

東京、埼玉など首都圏のほか、兵庫、大阪、奈良 

の近畿圏や愛知が上位に顔を出す。 

4位の兵庫は人口の割に病床が少ない。 

1を超えると拡大傾向を占める実効再生産数も 

1.58と高水準だ。 


 ■入院できない軽症者の重症化リスク  


 懸念されるのは、入院基準が変更されたことだ。 

これまでは、全感染者が入院対象とされ、 

若い無症状・軽症者でも入院できたが、これから 

はそうはいかない。 

冬に向けて病床の逼迫を恐れる菅政権は入院の 

ハードルを一気に上げた。 

入院できる感染者を原則65歳以上の高齢者や 

基礎疾患がある人らに絞る政令改正を 

10月24日から施行したのだ。  


 入院のハードルが高くなれば、早い段階での 

適切な治療がおろそかになり、重症化、 

死亡率アップにつながりかねない。  


 国立国際医療研究センターが春の第1波と夏 

の第2波を比較すると、第2波の方が、

 症状の重さにかかわらず、すべての年齢層で 

入院患者の死亡率が低下した。 

発症から診断までの時間が短縮されたからだ。 

つまり、早期入院は重症化や死亡を防ぐのに有効 

なのだ。  


 加えて、菅政権は「Go To キャンペーン」を 

続けるつもりだ。 

人の往来が活発になれば、新型コロナは確実に 

広がっていく。 

北海道で拡大しているのもGo Toが影響した 

可能性を否定できない。 


  これから心配されるのは流行の南下だ。 


  京都では今月中旬以降、紅葉の最盛期を迎える。 

Go To トラベルの割引を使って、観光客が押し 

寄せれば紅葉クラスターだ。 

スキー場では、更衣室など屋内でのクラスターも 

考えられる。 


 Go To イートを活用したクリスマスイベント 

や忘・新年会でも感染リスクが潜んでいる。 


  医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。


 「本来、早期治療ができるように病床を確保 

すべきでした。ところが、入院のハードルを 

上げることでごまかし、一方で、Go To キャン 

ペーンを続行し感染リスクを高めている。やる 

ことすべてが逆行しています」 


 入院できない軽症者の重症化が相次いでも 

おかしくない。


 【転載終了】

 *************************** 


 「GOTO」は中止すべきでしたね。 

政権の命取りになりかねない状況だと

 思います。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000