元国税が暴くパソナと政府間「黒いカネ」の流れ!
『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』
【転載開始】
■竹中平蔵氏に逃げ道なし。
元国税が暴くパソナと政府間「黒いカネ」
の流れ 2020.11.19
竹中平蔵氏に囁かれているのは、住民税
の脱税疑惑だけではないようです。
今回、竹中氏が会長を務める人材派遣会社
「パソナ」に政府の助成金が流れる仕組み
を解説するのは、元国税調査官で作家の
大村大次郎さん。
大村さんは自身のメルマガ
『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』
で、閣僚時代に利益相反の図式を作った
竹中氏の政治家としての資質を問うととも
に、批判に対して責任逃れをはかる人格
に疑問を呈しています。
■竹中平蔵氏の露骨なパソナへの利益誘導
政策
竹中氏のことを書くのは、精神的に本当
にシンドイです。
この世の中に、こんなやつがいるのかと
思うと気分が非常に落ち込みます。
これを読む皆さんもきっと同じ気持ちに
なると思います。
が、竹中氏は、今も政府の諮問機関の
委員になっており、彼の動向に関しては、
国民として知っておく必要があると思わ
れます。
だから筆者も頑張って書きますので、
あなたも頑張って読み進めてください。
まず竹中平蔵氏の今年6月19日の
ツイッターを見てください。
【昨日の新潮に、また誹謗中傷記事。
「竹中は大臣時代に製造業の派遣を
解禁。パソナはそれで大儲け」
もう何度も述べたが、派遣解禁は厚生
労働大臣の決定、私の担当ではない。
それにパソナは、製造業派遣は一切
やってない。政策は複雑だ。お茶らけ
たコメンテーターは、もっとちゃんと
勉強した方がいい。】
このツイッターは、週刊新潮に
「竹中平蔵氏が大臣の時に製造業の
派遣解禁をし、その後、大臣をやめ
て人材派遣業のパソナの会長になった。
パソナと竹中平蔵氏は、製造業の派遣
解禁により大儲けした」という記事に
竹中氏自身が反論したものです。
これを読むと、竹中氏はつまり
「派遣解禁は自分のやったことでは
ないから責任はない」
「パソナは、製造業の派遣はしていな
いので、パソナの利益になっているこ
とではない」
と述べているわけです。
まあ、このツイッターこそが、竹中氏
の人格を非常によく表しているといえま
す。
労働力の流動化推進や賃下げ推進という
のは、常日頃から竹中氏が持論として
述べてきたことです。
そして、竹中氏は、小泉内閣の経済政策
を事実上、一手に引き受けてきたはずで
す。
製造業の派遣労働の解禁は、その流れで
行われたことは間違いないことです。
最後の実務を自分が担当していないから
といって、その全責任を逃れようという
のです。
こんな図々しい政治家がありますか?と
いうより、政治家以前に、人としておか
しくないですか?
万が一、この派遣労働の改正が竹中氏
の意向は反映されていなかったとしても、
「日本の労働環境を大きく変えるほどの
重要な法案」を施行した内閣に閣僚とし
て入っていたわけです。
閣僚の一人としても、口が裂けても
「自分には責任はない」などとは言えな
いはずです。
もし、本当に自分の意にそぐわないので
あれば、閣僚を辞任すべきだったはずで、
そういう政治家は過去にたくさんいるの
です。
この点一つをとってみても、本当に腐れ
きった人間だと言えるでしょう。
また竹中平蔵氏は、現在、パソナの
会長をしています。
パソナは人材派遣業の最大手です。
確かに、竹中平蔵氏が言うように、
パソナは製造業の派遣はやっていません。
だから、製造業の派遣解禁によって
「直接の利益」は受けていないでしょう。
しかしパソナは、2000年代以降の派遣
労働拡充政策の流れで、大儲けしたこと
は間違いないのです。
そして派遣労働拡充政策を主導したのは、
小泉内閣です。
小泉内閣の閣僚だった竹中平蔵氏は、
その責任を免れるはずはなく、またその
政策で大儲けしている企業の会長となる
などというのは、言語道断の事のはずで
す。
前回メルマガの脱税疑惑でも述べた
ように、竹中平蔵氏は、ほんのわずか
でも逃げ道があれば、強引に逃げよう
とします。
なので、今回は竹中平蔵氏が絶対に
逃げ道の無い、明確なパソナと政府の
利益相反について述べたいと思います。
第二次安倍内閣が発足したとき、
竹中平蔵氏は政府の諮問機関である
「産業競争力会議」のメンバーとなり
ました。
竹中平蔵氏は、この「産業競争力会議」
において、企業の「再就職支援のため
の助成金の支給」を強く提言しました。
よくこんな露骨な提案をしたものだと
感心するほどです。
この再就職支援は、もろにパソナの
利益に直結するものだったからです。
しかも、この助成金は採り入れられ
ました。
この提案を受ける方も受ける方です。
日本の政治家たちがいかに「政治オンチ」
かということです。
この助成金は、パソナが直接もらうもの
ではありません。
しかし、結果的にパソナが潤う仕組みに
なっているのです。
まずリストラをしたい会社は、再就職支援
をすることを条件に政府から助成金をもらい
ます。
リストラ一人あたり60万円です。
そしてリストラをしたい会社は、その助成金
を使って再就職支援のサービスをしている
パソナなどに、依頼することになるのです。
つまり政府の助成金が、リストラしたい
会社を経て、パソナに流れるという仕組みと
なっているのです。
「竹中氏の提言によってパソナが儲かる」と
いう事実が間違いなく生じていたのです。
この助成金は2014年度の予算で300億円も
計上されており、その後も数百億円規模の
予算がつけられています。
竹中平蔵氏の周辺には、こういう話が枚挙
に暇がないのです。
【転載終了】
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歴代の政府が登用し続けるにはそれ
なりの理由があるはずです。
利権的な結びつきか?
米国の使いだからか?
いずれにしろ、何かしら裏があるの
でしょうね。
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