新型コロナ“入院難民” 6都道府県で1万4000人の衝撃予測!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■新型コロナ“入院難民” 6都道府県で
1万4000人の衝撃予測
公開日:2020/11/30
新型コロナウイルス第3波の勢いが
止まらない。
29日、新規感染者は4日連続2000人
を超え、重症者も過去最多の462人と
なった。
感染急増に伴い、自治体が確保している
入院病床や宿泊施設は埋まりつつある。
現在、都道府県が確保している
「病床・居室数」と、最新のグーグルの
感染予測を重ねるとショッキングな事態
が見えてくる。
◇ ◇ ◇
グーグルは今月17日から毎日、
AI(人工知能)を使った日本のコロナ
感染予測を発表している。
米国に続いて2カ国目だ。
グーグルによると、感染の態様や広がり方
の基本条件は、米国版モデルと同じだが、
国内の感染や人々の反応、さらに生活環境
など日本独自の状況が反映されている。
予測精度を検証してみると、すこぶる
良い。
驚くほど正確なのだ。
公開初日の予測では、11月15日から
12月12日の28日間の累計感染者は
5万3321人。
1日当たり1904人だ。
実際の感染者は11月15日から28日
までの14日間で2万8250人、
1日当たり2017人。
1日当たりでグーグル予測は実際と100人
程度の差しかなく、予測はほぼドンピシャ
だった。
29日公開の予測では、11月26日から
12月23日までの28日間で新規感染者は
8万4184人に膨れ上がっている。
さらに驚きなのが、同期間中でのピーク時の
1日当たりの入院・療養等患者数の予測だ。
これに、厚労省が27日に発表した25日
時点で確保している入院病床と宿泊施設の
居室数を示したのが<別表>だ。
(※表がコピー出来ませんでした。)
大阪は8609人の患者に対して、療養施設
は2922室にとどまり、なんと5687人
もの患者があふれる。
6都道府県で合計1万3552人が医者が
ケアしてくれる病院や宿泊施設に入りたくて
も入れなくなる計算なのだ。
■高齢者や重症者も自宅療養を強いられる
公明党の石井啓一幹事長は29日の
NHK日曜討論で、予防線を張るように、
「これまでは高齢者の場合は陽性になる
と基本的に入院だったが、比較的症状が
軽い人については、宿泊療養、または
自宅療養とも考えなければいけない」と
語り、重症化リスクの高い高齢者まで
自宅療養を強いられる可能性を明らかに
した。
しかし、1万人以上が病院にも宿泊施設
にも入れないのは、もはや医療崩壊そのもの
ではないのか。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
はこう言う。
「欧州では医療崩壊を起こした第1波の反省
から、医療体制を強化しました。現在、1日
数万人の感染者が出ても、何とか医療を回して
います。その10分の1の感染者の日本で医療
が危機的状況に近づいている。いったい半年間、
何をしてきたのか。このままでは重症者も自宅
療養になりかねません。病床を増やし、ホテル
を借り上げるなどして、療養施設を増やすこと
はできるでしょうが、医療スタッフを確保でき
ないため、十分な治療ができない恐れがありま
す。台湾や中国の医療従事者に協力してもらう
ことも視野に入れるべきです」
大阪府が進めていた臨時施設
「大阪コロナ重症センター」の第1期分30床
が30日完成したが、必要な看護師130人の
うち50人しか確保できていない。
医療崩壊は目前だ。
【転載終了】
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十分予測できる状況になってきていますね。
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