スパコン富岳が「通勤電車内」飛沫感染計算を“拒否”のなぜ!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■スパコン富岳が「通勤電車内」
飛沫感染計算を“拒否”のなぜ
公開日:2020/12/06
新型コロナウイルスの「第3波」は
収まる兆しが見えない。
感染再拡大の一因となっている
「Go To トラベル」は全面停止されな
いのに、各地で不要不急の外出自粛が
求められ、3密回避やマスク着用が
呼びかけられている。
矛盾に満ちた対策が続く中、連日の
ようにメディアが取り上げるのは、
理研がスーパーコンピューター「富岳」
で計算した飛沫拡散シミュレーションだ。
飲食店やカラオケのほか、タクシーの
車内や航空機内での飛沫の広がりを計算。
衝撃的なのは咳の分析だ。
運転席と後部座席の間にパーティション
を設けていない車内では、エアコンの
強い気流により発生した飛沫やエアロゾル
は10秒以内に車内に拡散。
パーティション設置とマスク着用で飛沫
の拡散抑止効果がみられたという。
機内のシミュレーションでは、通常姿勢
とリクライニング姿勢で乗客が咳をした
ケースを分析。
座席を倒していない場合は飛沫が前後1列
程度、左右4列程度まで、リクライニング
を使用した場合は前後2列、左右4列程度
まで拡散した。
こちらもマスクを着用すれば飛沫の拡散を
ある程度抑えられるという。
ここで気になるのが、市民の移動の足と
して最も利用される公共交通機関での
シミュレーションがない点だ。
3密と隣り合わせの通勤電車の分析がない
のはなぜなのか。
今後、公表の予定はあるのか。
理研の回答はこうだった。
「タクシーと航空機内については、マスク
着用について社会的にいろいろと議論もある
ようなので今回取り上げました。一方、通勤
電車については、既にマスク着用が一般化し
ているので今のところ予定はありません」
(計算科学研究推進室)
推して知るべし、ということなのか。
ハーバード大学院卒で医学博士・作家
の佐門新氏(元WHO専門委員)は
こう言う。
「風速別に野外活動中の飛沫到達数まで
分析しているのに、通勤電車内のシミュレ
ーションをしていないとは考えにくい。
国交省が鉄道各社に要請している窓開け
換気によって生じる風が飛沫をより遠くま
で運び、感染リスクを大きく高めてしまう
ような結果が出たため、国交省に忖度して
封印しているのでないか。そう疑ってしま
います。実際に中国では、レストランの
エアコンの風が原因で感染を広げた事例が
報告されています」
パニックが生じるほどの結果だったのか……。
【転載終了】
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理研にも予算が付いているのでは
ないですか?
まあ、感染研と同じ構図かな。
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