「GoTo」東京発着追加でコロナ爆発 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「GoTo」東京発着追加でコロナ爆発
感染者激増の25道府県
公開日:2020/12/14
新型コロナウイルス第3波の感染拡大
は急激な勢いで地方にも広がっている。
いつ頃から急増が始まったのか――
日刊ゲンダイは増加の推移を徹底検証。
改めて「Go To トラベル」の東京追加
が大きなきっかけになったとしか思え
ない。
◇ ◇ ◇
「Go To トラベル」は10月1日から
東京発着が追加。
人々の行動変容は2週間後の感染者数に
反映される。
追加から2週間後の10月15日から
これまでの約2カ月で感染者数はどれ
だけ増えたのか。
10月15日と13日時点の累計感染者
数を比較したのが別表だ。
日本で初めてコロナ感染者が確認され
たのは1月15日。
10月15日までの9カ月間の累計
感染者数が、わずか約2カ月間で2倍超
に増えたのは25道府県に上る。
9カ月かかって積み上がった感染者数が
瞬く間に数倍になるとは、第3波は
スケールがデカすぎる。
■岩手は2カ月間で陽性者11倍
中でも、少なく抑え込んできた県の激増
が目につく。
長らく感染ゼロ県だった岩手は26人から
302人へと11.6倍に膨れ上がっている。
6.5倍の青森が続き、感染者が少なかった
岡山、大分、山形、愛媛も3倍を超えている。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「感染を抑えていた県の中から、自然
発生的にコロナの感染が広がるはずがあ
りません。10月15日以降、ものすご
い勢いで増えている点を見ても、Go To
トラベルの東京発着追加により、地方に
ウイルスが持ち込まれたと考えるのが
自然です。東大などの研究チームも
Go To トラベル利用者は新型コロナの発症
リスクが2倍との調査結果を公表してい
ます。Go To トラベルと感染拡大の因果
関係は明らかですよ」
■一時停止は「目的地」のみ「出発」は
自粛どまり
都市の拡大傾向も続いている。
多くの感染者を出し続けている愛知と大阪
は2.2倍、神奈川1.9倍、東京1.7倍だ。
11月の3連休に紅葉目当ての観光客で
にぎわった京都は1.7倍と2倍に迫る。
都会から地方に感染が広がる一方、
逆に地方の感染者も上京したり、全国に
旅行し、感染がさらに増える悪循環に
陥っているのだ。
政府はGo To トラベルの一時停止(目的地)
について、札幌市と大阪市の延長に加え、
新たに東京都と名古屋市を対象とする方向
で調整している。
だが、これらの地域から出発する旅行は依然、
自粛どまりだ。
「すでに感染者は全国津々浦々に広まって
しまっている。感染を抑えた状態で、年末
年始を迎えたいのであれば、もっと早い段階
で、東京や名古屋も一時停止すべきでした」
(中原英臣氏)
感染拡大下の年末年始になりそうだ。
【転載終了】
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スペイン風邪の第一波より第二波、三波
と感染拡大が強まる傾向にあると言うこと
を学習できていないと言うことですかね。
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