GoTo悪影響で“年金減額”の可能性 ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■GoTo悪影響で“年金減額”の可能性

 冷血菅政権に高齢者悲鳴

 公開日:2020/12/15


 高齢者にすれば、まさかの事態だ。

「Go To トラベル」の“魔の手”は虎の子の

年金にも及びそうだ。

「Go To」の開始以降、消費者物価指数に

負の影響を与え、来年度の年金は減額の

可能性が出てきた。


 来年度から年金額の改定ルールが変わる。

具体的には現役世代の負担緩和と称し、

年金額を調整する「賃金・物価スライド」

を見直す。

従来は物価の変動がプラス、賃金の変動が

マイナスだと、年金額は据え置くが、

新ルールでは賃金のマイナス変動を優先。

年金はマイナス改定となる。


 問題は賃金の変動を表す「賃金改定率」

だ。

算出には前年の消費者物価指数が加味

されるが、足元では「Go To」が超のつく

下落要因となっている。


 東京発着が解禁された10月の消費者

物価指数のうち、「宿泊料」指数は

前年同月比37・1%も下落。

総務省が先月20日に公表した試算に

よると、「Go To」の大幅割引の影響だけ

で、33・7ポイントも押し下げていた。

物価指数全体の足も引っ張り、

10月の総合指数は前年同月比0・4%

減。

前出の試算だと「Go To」の影響を除けば、

前年同月比0%にとどまっていたから、

完全な疫病神である。


 「Go To」が消費者物価指数を大幅に

引き下げているせいで「賃金改定率」も

ゼロを切り、年金もマイナス改定となる―。

9日の衆院厚労委員会で共産党の宮本徹議員

が追及すると、田村厚労相は年金減額の

可能性を否定できなかった。


 宮本は続けて

「国民年金だけで生活を切り詰めて暮らして

いる高齢者に『Go To トラベル』は全く無縁。

人為的に物価を下げた影響で年金がマイナス

になるのは極めて理不尽だ」と批判。

政府に年金減額停止の特例措置を求めたが、

田村は「後世との公平感、負担感」を理由に

「特例は考えていない」と突っぱねた。


 65歳以上は「利用を控えろ」と迫られて

いるのに、冷血政権の「Go To」固執のせい

で年金減額とはムチャクチャだ。

さらに75歳以上の医療費負担は2倍増

だから、むごい仕打ち。

年金生活者は踏んだり、蹴ったりである。


【転載終了】

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 消費増税と同じで、全て官僚の不手際

を国民に押しつけている格好ではないで

しょうか。


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