時短拒否、人出増加で迎える年末年始、感染者2倍の衝撃予測!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■時短拒否、人出増加で迎える年末年始
感染者2倍の衝撃予測
公開日:2020/12/21
政府が打ち出した「勝負の3週間」が
「敗北」に終わり、初めて迎えた週末。
年の瀬も押し迫る中、案の定、全国の
主要駅や繁華街の人出は増加していた。
東京都の小池知事は
「ウィズアウトコロナの新年を迎えた
いじゃないですか」と呼びかけていたが、
年末年始の感染拡大に歯止めはかかり
そうにない。
◇ ◇ ◇
第3波のヤバさは、足元の数字が
物語っている。
先週12~18日の新規感染者は1日当た
りの平均が2653人と、第3波が本格化
した先月前半(7~13日)から2倍増。
死者は1日平均が41人で、4倍にも
膨れ上がっている。20日の東京都内の
新規感染者数も、日曜日としては最多の
556人を記録した。
感染者も死者も急速に増えている。
感染拡大に伴い、医療体制も今まで以上
に逼迫。
政府の定めた指標に照らし合わせると、
7都道府県の確保病床使用率が
「ステージ4」(爆発的な感染拡大)の
指標である
「最大確保病床の占有率が50%以上」の
目安を超え、25都道府県が「ステージ3」
(感染者の急増)の「確保病床の25%以上」
に達している状況だ。
■AI予測がはじき出した「6000人超え」
年の瀬を迎え、感染状況はこれから一体
どうなるのか。
問題は、人出が増加し、時短営業を拒否し
ている店が相次いでいることだ。
NTTドコモによると、週末19日の
人出は計95地点のうち6割弱に当たる
54地点で前週の12日から増加したと
いう。
都内では12地点のうち、東京駅や新宿駅
など10地点で前週を上回った。
夜の人出も増えている。
ソフトバンクの子会社「Agoop」に
よると18日午後10時の東京都心の人出
は前週に比べ、表参道駅周辺で35%、
銀座で21・7%、品川で20・4%増加。
渋谷が9・5%、六本木が8・3%増えた
という。
多くの人が飲みに出かけているということだ。
東京や北海道、大阪などは時短営業を要請
しているが、飲食店にとって年末年始は書き
入れ時なだけに時短営業を拒否する店も多い。
20日に開かれた全国知事会で大阪府の
吉村知事も、時短営業について
「現場では『応じる必要がないのではないか』
という意見もあり、実効性がわからない」と
ボヤいていた。
都心だけでなく郊外の店も活況だ。
19日に東京・三鷹の居酒屋をのぞくと、
夜10時以降も満員状態だった。
これでは、感染拡大は止まらない。
人出が増え、時短営業に応じない店が続出
すると、年末年始はウイルスにとっては
「静か」どころか「忙しく」なるに違いない。
AIを用いたグーグルの感染予測がはじき出し
た数字は衝撃的だ。
20日時点の予測によると、今月17日から
来月13日までに予想される全国の新規感染者数
は12万1500人。
1日の新規感染者数のグラフは右肩上がりだ。
しかも、10日時点の予測(今月7日~来月3日)
では全国の1日の新規感染者数は3000人に
満たなかったのに、20日の予測では最大の数字
が6000人を超えていた。
政府が「Go To トラベル」の全国停止を
急転直下に決めたせいで、すでに予約で埋まって
いたホテルや旅館はテンヤワンヤ。
独自の割引を打ち出して客の引き留めに必死だ。
「ウィズアウトコロナの新年」どころか、
絶望的な年末年始が待っているかもしれない。
【転載終了】
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こうなると、個人(家族単位)が
注意するしかないですね。
医療界が緊急会見をしましたが、
問題は政府に発信能力がないという
ことですね。
問題なのは、専門化分科会が何も
危機的な状況を強く発信できていな
いような気がします。
分科会のコメントは感染が拡大して
きているいまだったら素人でも
言えることですよね。
専門家は、予測できることを明確に
発信し、注意を促すことです。
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