危機感なき菅首相に尾身会長“ブチ切れ”・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■危機感なき菅首相に尾身会長“ブチ切れ”

  会見でアテこすり

 公開日:2021/01/08


 急事態宣言の再発令を受けた7日の

菅首相の会見。その言葉からは感染爆発

と医療崩壊への危機感が全く伝わって

こなかった。


 日刊ゲンダイは今回、所属する

「日本雑誌協会」を通じて会見への参加

を申請。

抽選に当たり、出席することができた。


 会見室に登場した菅首相は冒頭で宣言

の内容を説明した後、珍しく

「国民の皆さまへのお願い」とメッセージ

を発信。

感染対策の徹底を呼びかけ

「いま一度、ご協力を」と神妙な面持ち

だったが、最後に

「これで私からの『あいさつ』を終わり

ます」と締めた。

菅にとって、国民への重要なメッセージは

「あいさつ」程度らしい。


 さらに危機感の薄さを露呈したのが、

東京五輪を巡る発言だ。

ロイター通信の記者が

「開催の決意は変わらないか」

「国民の3分の2程度が開催に懐疑的だ」

とただすと、菅首相は

「ワクチン接種が進めば、国民の雰囲気も

変わると思う」と放言。

効果がまだ不透明なワクチンで、国民の

感情がガラッと変わるものか。

終始、手元のペーパーに目を落としてい

たが、この時だけは記者を見据えていた

から、この程度が菅首相の本音なのだろ

う。


■隣であからさまなアテこすり


 深刻なのは、菅首相の隣に登壇した

政府コロナ対策分科会の尾身会長との

“深い溝”だ。

険しい表情の尾身会長は感染抑制への

4条件を提示。

「国と自治体が一体感を持って明確な

メッセージを国民に伝えること」と

強調した。

メッセージを発信したばかりの菅首相に、

<あんたのメッセージは弱い>

<小池都知事といがみ合っている場合か>

と当てこすった格好だ。


 実は尾身会長、「経済を回す」ことに

こだわってきた菅首相が気に入らない

ようなのだ。

昨年10月に

「新型コロナ対応・民間臨時調査会」が

まとめた報告書に掲載された尾身会長の

インタビューには、菅首相への怒りが

にじみ出ている。

菅首相が主導した「Go To キャンペーン」

について、事前の相談がなかったことを

指摘。

〈ずっと一緒にやってきたのに、単に

ハンコを押すだけのような役割ではか

なり不満がありました〉

〈中途半端に、(相談を)あるときはして、

あるときはしないというのはやめてほしい〉

とぶちまけた。


【転載終了】

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 まあ、何のための専門家とか、

専門家やめろとまで批判されて

いましたからね。


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