静岡で初確認の変異種は経路不明・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■静岡で初確認の変異種は経路不明・・・
首都圏・関西に蔓延危機
公開日:2021/01/20
変異種が猛威を振るうのは時間の問題
か―。
静岡県内の男女3人が英国由来の
新型コロナウイルスの変異種に感染して
いたことが判明。
感染経路が分からない「市中感染」の
可能性が浮上している。
政府による水際対策の失敗が浮き彫りと
なった今、首都圏と関西圏は蔓延危機に
備えるべきだ。
◇ ◇ ◇
変異種が国内で初めて確認されたのは
先月25日。
19日までに計47人が変異種に感染し、
うち38人は英国由来で、27人が空港検疫
で確認された。
静岡で感染したのは、20代と40代の女性、
60代男性の計3人。
いずれも海外の滞在歴はなく、滞在歴のある
人や変異種の感染者との接触もなかった。
3人とも軽症で、女性2人は療養期間を終え、
60代男性は県内の宿泊施設での療養をもう
すぐ終えるという。
変異種への感染が判明したキッカケは県外
で検査を受けた、別の患者に変異種の感染
疑いが浮上したこと。
この患者はウイルス量が足りず、変異種か
どうか分からなかったが、濃厚接触者である
20代と40代の女性の検体を国立感染症研究所
で調べたところ変異種と判明。
さらに、この女性2人と同じ地域に住む患者
12人の検体も調べたところ、60代男性に
変異種感染が認められた。
感染経路は厚労省のクラスター班と静岡県
が調査しているが、現時点ではナゾに包まれ
ている。
「市中感染」の可能性について同県に問い合わ
せると、
「海外からの帰国者が多いわけでもなく、
国際空港が県内にあるわけでもないので、
当県だけに変異種の感染者がいるとは考え
にくい。他県にも一定数が存在するのでは
ないか」(感染症対策班)との見方だった。
■専門家も
「各地に広がっている可能性は否定できず」
確かに、静岡の一部だけでなく他の地域にも
変異種が広がっていると考えるのは自然だ。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。
「今回の事例は、たまたま静岡で変異種の
感染者が見つかったと考えるのが妥当で、すで
に変異種が各地に広がっている可能性は否定
できません。問題の変異種は昨年9月に英国
で確認され、12月に英国内で猛威を振るい、
他国にも飛び火しました。にもかかわらず、
日本政府はビジネスの往来にこだわり、海外
からの入国を止められなかった。水際対策は
失敗に終わったのです」
とりわけ海外への出入り口である成田や羽田、
関空など、国際空港を抱える首都圏や関西圏は
要注意だ。
それでも政府の対応は「感染対策は従来と同じ」
の一点張り。
東京・大阪の2大都市にも変異種が広がって
いる恐れがあるにもかかわらずだ。
「要するに、新たに打てる対策はない、という
ことでしょう。英国由来の変異種は感染力が強い
といわれています。第3波を止められていない
現状で、感染力が最大1.7倍の変異種まで猛威を
振るったら、政府は完全にお手上げでしょう」
(中原英臣氏)
振り返れば、政府は昨年1月、感染拡大が進ん
でいた中国からの入国を止めず、春節には観光客
が来日。
その結果、3月からの「第1波」につながった。
同じ失敗の「轍」を踏む政府のせいで、変異種の
「第4波」に襲われるかもしれない。
【転載終了】
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万一、変異種の第四波となれば、山は
第三波を上回る可能性が高いですね。
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