南ア型「変異種」市中感染の恐怖抗体もワクチンも効かず!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■南ア型「変異種」市中感染の恐怖

 抗体もワクチンも効かず

 公開日:2021/01/23


 変異した新型コロナウイルスの感染力の

強さに、なす術はないのか。


 南アフリカ型やブラジル型の変異ウイルス

に対し、従来型の抗体やワクチンが効き

にくいとの研究結果が次々に発表され、

衝撃が広がっている。


 菅政権の中途半端な水際対策で、

英国型は市中感染が拡大。

南ア型やブラジル型についても覚悟した方が

いいかもしれない。


 米ロックフェラー大などがファイザーと

モデルナ製のワクチンを接種した20人から

採血し、変異ウイルスへの効果を検証。

その結果、抗体の効果は南ア型やブラジル型

に対し、従来型の3分の1だったという。

英国型の効果は半分だった。


 一方、南アの国家感染症研究所と協力する

研究チームは、感染後に回復した人の血液を

使用する「回復期血漿療法」による抗体が

南ア型には効かないと報告。

従来型と比べた感染力は、英国型が1.7倍、

南ア型は1.5倍強いとされている。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)は言う。


 「政府は2月下旬にもワクチン接種を

開始するとしていますが、感染力の強い

変異ウイルスにワクチンや抗体が効かな

いとなれば、ただでさえリスクと隣り合わ

せの接種をためらう動きは、ますます広が

るのではないか。水際対策に失敗した

英国型の市中感染は止めようがありませ

ん。南ア型とブラジル型については、神の

みぞ知る。命がけで食い止めないと急速

に拡散し、大混乱に陥りかねません」


■12月の外国人入国は7万人


 政府の水際対策はデタラメ続き。

東京五輪開催に政権延命をかける菅首相は、

海外との往来緩和に前のめり。

昨年10月から例外を広げる形で出入国制限

を緩めてきた。

出入国在留管理庁が自民党外交部会に提出

した資料によると、昨年4~12月の外国人

入国者数(速報値)は約23万5000人。

5月は4000人台まで減少したが、11月が

約6万6000人、12月は約7万人に急増した。


 英国が変異ウイルス確認を発表したのが

先月14日(現地時間)。

英国からの入国を拒否したのは同24日。

さらに4日後の同28日に対象を全世界に

広げたものの、中韓など11カ国・地域との

ビジネス往来を止めたのは今月14日だ。

この間、空港検疫で12月25日に英国型、

同28日に南ア型、今月10日にブラジル型

の流入を確認。

今月18日には静岡県内で英国型の市中感染

が判明し、22日は都内でも確認された。


 緊急事態宣言の解除は、もはや夢物語だ。


【転載終了】

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 先日少しだけ触れたものですね。


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