コロナ患者退院後12.3%死亡の衝撃 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ患者退院後12.3%死亡の衝撃
回復しても3割が再入院
公開日:2021/01/25
回復したからといって安心ではない――。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く英国で
衝撃の研究結果が発表された。
退院した新型コロナ患者の3人に1人が
5カ月以内に再入院し、うち8人に1人が
亡くなっているというのだ。
◇ ◇ ◇
研究論文を発表したのは、英レスター大と
国家統計局から構成される研究チーム。
昨年1月から8月末までに入院していた英国内
の新型コロナ患者を対象に追跡調査を行い、
コロナに感染していないグループと再入院の
割合や死亡率を比較した。
査読をまだ受けていない論文ではあるものの、
研究結果によると、治療を受けて退院しても、
短期間に再入院や死亡する割合が高いという
から驚きだ。
論文によると、退院した元コロナ患者
4万7780人のうち29.4%が退院後140日以内
に再入院。
さらには、全対象者のうちナント、12.3%が
死亡したという。
しかも、コロナ感染していないグループと比較
すると、再入院は3.5倍、死亡率は7倍も
高かった。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)がこう言う。
「回復したにもかかわらず、1割以上の人が
亡くなるとは、感染症では考えられません。
普通なら『治ったら終わり』ですからね。例え
ば、糖尿病や心臓病など、持病のある高齢者が
コロナ感染によって体力を削られ、回復しても
亡くなってしまう、ということは考えられます。
高齢者だけに限って調査しているわけでもない
ので、いずれにしても、なかなか説明のつかな
い数字です。コロナウイルスとの因果関係が
認められるのか、英国だけの現象なのかなど、
さらに精査する必要があるでしょう」
■高齢者や民族集団に限定されるものではない
回復後の死亡リスクが論文の数字通りに高い
のであれば、「治ったから安心」なんて考えは
通用しない。
研究グループは論文で、コロナ回復後の患者に
生じた意図しない症状や病気などの「有害事象」
はコロナに感染していないグループに比べ、
呼吸器障害や糖尿病、心疾患や腎臓病の割合が
高いと指摘。こう結論付けている。
〈コロナ感染後に退院した患者は死亡や再入院、
多臓器不全の割合が高く、そうしたリスクの増加
は高齢者や民族集団に限定されるものではない〉
〈回復後の症状に関するリスク要因をさらに
理解するため、緊急の調査が必要であり、そう
することで、統計的にも臨床的にもリスクにさら
されている集団に、より適切な治療を提供できる
だろう〉
コロナ感染の後遺症で倦怠感や味覚・嗅覚障害
などに悩まされている人もいる。
注意してもし過ぎることはない。
【転載終了】
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これは、変異種の調査結果ですかね。
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