「減少傾向」はヌカ喜び・・・?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■都内コロナ陽性者1カ月ぶり600人台
「減少傾向」はヌカ喜び
公開日:2021/01/27
東京都内の新型コロナウイルスの新規陽性者
が25日、約1カ月ぶりに700人台を下回り、
618人にとどまった。
ネットやメディアが「減少傾向か?」と盛り
上がったのもつかの間だ。
26日の都内の新規陽性者は1026人と再び
4ケタに逆戻り。
統計を見ても、とても喜んではいられない実情だ。
◇ ◇ ◇
そもそも、25日の新規陽性者618人は
うのみにできない。
月曜日は、都に新規陽性者を届け出る医療機関
や保健所が動いていない土日を挟むため、
数が低く出る傾向にある。
ちなみに、都が参考に公表している25日の
検査実施件数(目安となる3日前の件数)は
7161件と、前週の8206件(18日)に
比べ、1000件以上も減少している。
曜日によるバラツキや検査件数の減少を考えると、
久しぶりの600人台でも素直に喜べないのだ。
時短営業を強いられている飲食店からは
「時短したかいがあった」と安堵の声も漏れたが、
感染経路の内訳を細かく見ていくと、
飲食店だけをターゲットにした感染拡大防止策
では不十分な実態も浮かび上がる。
緊急事態宣言が出された8日をまたぐ1週間
(4~10日)と、26日までの直近1週間
(20~26日)の感染経路判明者
(海外渡航を除く)のうち、「家庭内」と「会食」
の割合をまとめた(別表)。
■家庭内感染は50%超の高止まり
宣言下で会食の機会が減っている効果か、
会食由来の感染は平均10・6%(4~10日)
から、平均3・3%(20~26日)に大幅減。
しかし、家庭内感染は平均56・2%から
平均52・5%と微減したものの、依然として
高止まりだ。
「新規陽性者数は減りつつありますが、油断
するとリバウンドする状況です。外出先で人と
接し、家庭内にウイルスを持ち帰ってしまうと、
どうしても広がりやすい。持ち込まないために
は、人との接触を、できるだけ避けていただく
ほかありません」(都の感染症対策部)
政府の新型コロナ対策分科会は
「感染拡大の主要な原因は、家庭内感染の上流
にある」(尾身茂会長)として、家庭内感染の
多くを「飲食店での感染によるもの」と判断し
ている。
だからこそ、飲食店を狙い撃ちしたのに、
家庭内感染が相次いでいるのはなぜなのか。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)がこう指摘する。
「陽性でも自宅療養や自宅待機する人が増え
ているからでしょう。日本で家族1人につき
ベッドルーム1つの家庭は少ないし、基本的に
トイレも一家に1つです。病院や介護施設など、
注意を払っている施設でもクラスターが発生し
ているのに、家庭内での感染を防げるはずがあ
りません。本来なら都知事が徹底した隔離を
指導すべきなのに、陽性者をホテルや病院に
隔離するという基本的な対策すら崩壊していま
す。家庭内感染の割合が高いのも当然です」
都内の陽性者は感染経路不明が7割にも上り、
市中感染も蔓延している。
小池都知事は“子分”が出馬した千代田区長選に、
かまけている場合ではない。
【転載終了】
*****************************
確かに、感染率が51%のともあり、
ムラが大きすぎますね。
0コメント