五輪観客用“オリ観アプリ”のデタラメ ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■五輪観客用“オリ観アプリ”のデタラメ

 血税73億円垂れ流し

 公開日:2021/02/21


 東京五輪開催が危ぶまれる中、観客向けの

専用アプリ開発が進められている。

五輪がポシャった場合の転用はビミョーで、

巨額の税金をドブに捨てる可能性が出てきた。


 問題のアプリは、内閣官房が調達を進める

「オリンピック・パラリンピック観客等向け

アプリ(仮称)」(オリ観アプリ)だ。

観客受け入れに関する検討が昨年11月ごろ

から本格化したのを受け、感染防止を目的と

して今年1月から開発が始まった。

海外からのアスリートや大会関係者、

観客ら120万人の利用を想定しているという。


 ア然とするのは、その開発費用だ。

運用・保守もあわせ、総額73億円。

新型コロナウイルス感染者との接触を通知する

アプリ「COCOA」の開発費が約4億円だから、

その20倍近い血税がつぎ込まれているのだ。


 費用は妥当なのか。有用性は担保されている

のか。

内閣官房に問い合わせたが、

「担当者不在のため答えられない」

(IT総合戦略室)と、ケンもホロロ。


■抜け道をつくる“神アプリ”


 ポンコツ丸出しのCOCOAを巡り、

「不具合というのは永久になくなりません」

(平井IT相)と開き直るデジタルオンチ政権だ。

オリ観アプリは二の舞いにならないか。

それに、無観客開催となった場合の善後策も

曖昧だ。

菅首相は17日の衆院予算委員会で

「五輪以外の場面での活用も視野に入れて開発

を進めたい」と答弁したが、立憲民主党の

尾辻かな子議員に

「仕様書や契約書に書いていない」と突っ込ま

れていた。


 尾辻議員は、オリ観アプリについて外国人

観客の14日間待機免除を前提とするもの、

と指摘。

ワクチン接種が義務付けられない点もあわせ、

抜け道をつくる「神アプリ」だと皮肉たっぷり。

尾辻議員に改めて聞いた。


 「感染者の情報を管理する『HER-SYS

(ハーシス)』でも入力ミスが報告され、

持続化給付金の支給でも遅れが相次ぐなど、

デジタルが絡む政策は失敗続きです。オリ観

アプリに関しても、海外からダウンロード

できるのか、スマホを持っていない人はどう

するのかなど、運用方法を詰め切れていま

せん。政権の五輪ありきの姿勢が、前のめり

過ぎる開発に見て取れます」


 そのうち「スガノアプリ」とか呼ばれちゃう

のか。

血税のムダ遣いは、いい加減にしてほしい。


【転載終了】

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 菅政権になって、やることがことごとく

裏目に出ていますね。


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