菅首相長男らの違法接待で深まる謎・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■菅首相長男らの違法接待で深まる謎・・・
東北新社の正体とは?
公開日:2021/02/27
「企業のコンプライアンスが叫ばれる
今の時代になっても、あそこまでの官僚
接待をやっているとは・・・」
総務省幹部ら計13人が菅首相の
長男・正剛氏らから違法な接待を受け、
11人が処分された問題。
衛星放送業界の関係者は、こう言って
驚いていたが、長男が部長職
(26日付で解任され人事部付に)を務めた
「東北新社」とは一体、どんな会社なのか。
同社は1961年、菅首相と同じ秋田県出身
の創業者・植村伴次郎氏(故人)が設立。
外国映画やドラマの日本語吹き替えや
配給事業からスタートし、CMやテレビ番組
の制作、衛星放送など事業を広げていった。
■30年前から総務省と“親密”な関係か
同社と総務省との“親密”な関係が築かれた
のは、同社が「スターチャンネル」で衛星放送
に参入した1980年代~90年代に遡るとも。
その立役者が創業者の植村氏だったと、
前出の関係者は話す。
「当時はまだおおらかな時代でしたからね。
植村氏は総務省の若手の役人とも親しく付き
合っていて、いろいろ面倒も見ていたそうで
す。そうした官僚たちがその後、出世して偉く
なっていった。植村氏が総務省を訪れると、
局長や審議官クラスの役人たちが三顧の礼で
迎えたそうです」
植村氏は2004~10年に一般社団法人衛星
放送協会の会長を務めた。
植村氏も同社も、衛星放送業界で主導的な役割
を果たしてきたとされる。
植村氏は03年に同社会長、09年に最高顧問と
なったが、長男の徹氏(故人)が10年から19年
まで社長を務めた。
植村親子による菅首相サイドへの献金は、
少なくとも12~18年の間に500万円あったこと
を首相自身が認めている。
今回の違法接待問題では、総務大臣秘書官を
務めた菅首相の長男が同社と総務省とのパイプ役
になったというのが大方の見方だが、
同社は30年前から総務省に食い込んでいたという
ことか。
もっとも、そこへ菅首相の長男が入社し、
体制はさらに盤石になったわけだ。
「『Netflix』などのインターネット動画配信
サービスに押されて、いまや衛星放送は斜陽産業
です。業界の懸案は人工衛星の運用会社に支払う
利用料金の負担軽減。これについても、東北新社
が業界を代表する形で積極的に動いているよう
です」(前出の関係者)
なお同社は26日、総務省接待問題を受け、
二宮清隆社長が引責辞任したと発表した。
二宮氏は総務省幹部との会食に参加していた。
後任には中島信也副社長が昇格した。
とはいえこの問題、まだまだ解明されていない
謎がたくさんありそうだ。
【転載終了】
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古くからの癒着に問題がありそうですね。
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