6府県先行解除は見切り発車・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■6府県先行解除は見切り発車 医療改善

 「道半ば」が一目瞭然

 公開日:2021/03/01


 「本当に今、やっていいんですか」――。

先行解除を決めた先月26日の政府の諮問委員会

は、医療の専門家ら多くのメンバーから懸念の声

が噴出した。


 1日、6府県で新型コロナウイルスの

緊急事態宣言が解除されたが、見切り発車感は

否めない。

専門家が危惧するのはリバウンドだ。

6府県とも医療提供体制はまだ改善の途上にある。

感染者が再び増えれば現在の「第3波」よりも、

速いペースで医療体制が逼迫しかねない。


 政府分科会が示した6指標を見れば「道半ば」

は一目瞭然。

厚労省のデータを基に、6府県の第3波開始時

(昨年10月30日公表=表上段)と

先週(26日公表=同下段)の指標を比べると、

感染者数こそ減ったものの、病床はとても余裕

があるとはいえない状況だ。


■ショボ過ぎるリバウンド対策


 しかも、3月は卒業式、春休み、異動、転勤

などで会食や移動の機会が増える。

昨年も春になって人の動きが活発になり、

4月の緊急事態宣言につながった教訓を忘れて

はいけない。


 なのに、分科会が提案したリバウンド防止策は

ショボ過ぎる。

「マスク会食」「花見は宴会なし」など絶大な

効果は望めない内容だ。

政府が楽観的だと、多くの専門家が恐れる通り、

GWに再び感染爆発が起こることを覚悟した方が

いい。


 感染経路不明の割合も先週は6府県とも前週

より悪化。

大阪は50%を超え、ステージ4相当に逆戻り。

より感染力の高い「変異株」の市中蔓延も危ぶ

まれている。


【転載終了】

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 感染拡大の主流が変異株になるのは

3月頃との予測がある中、安易な解除

のような気がします。


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