3.25聖火リレーに大逆風・・・スタートの福島は感染状況が深刻!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■3.25聖火リレーに大逆風・・・
スタートの福島は感染状況が深刻
公開日:2021/03/07
首都圏1都3県に出されている緊急事態宣言
は21日までの延長が正式決定された。
菅首相は5日、会見。
延長については謝罪しながらも
「宣言を発出した1月以降、大きな効果が目に
見えて表れています」と成果を強調した。
しかし、新型コロナウイルスの感染者数は
減少ペースが鈍化し、上昇に転じる地域も見ら
れるようになった。
25日に福島からスタートする東京五輪の
聖火リレーにも暗雲が漂う。
◇ ◇ ◇
スタートしてから約1カ月の来月24日までに
聖火リレーが行われる15府県の感染状況を
まとめた。
きのうまでの1週間平均と東京の人口に換算
した場合の感染者数が〈表〉だ。
最も深刻なのがリレーのトップを飾る福島だ。
感染者数20人は、東京の人口に換算すれば
152人。
東洋経済オンラインが算出している実効再生産数
も2.63(4日時点=以下同)とかなり高水準に
ある。
県の担当者は
「クラスターの発生で直近の感染者数は多くなって
います。感染者数が何人になったら、聖火リレーを
どうするという取り決めはありませんが、感染状況
は注視しています」
(オリンピック・パラリンピック推進室)
と心配そうな様子だった。
リレー3県目の群馬も東京換算の感染者数は
122人。
実効再生産数は1.47と感染拡大を示す「1超」だ。
群馬だけでなく、栃木や茨城を含む北関東では最近、
感染者数がジワジワ増えている。
5日に44人の感染者が確認された茨城の1週間平均
の感染者数は33人で、東京なら160人に相当する。
■全国の実効再生産数が「1」に迫る
全国的に感染者の減少は鈍化している。
0.8台で推移していた全国の実効再生産数は、
3日に0.94、4日には0.99と1に迫っている。
さらに怖いのが変異株だ。
神戸市では直近1週間の感染者の半数を変異株が
占める。
この先、全国的にも変異株が流行の主流になる
可能性は高い。
従来ウイルスから、感染力が1.5~1.7倍の変異株
に置き換われば実効再生産数0.99は1.48~1.68
に跳ね上がる。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「緊急事態宣言の効果というよりも、2月は
寒く、人と人の接触機会を増やす行事も少ない
ため、感染者数が減った面があります。流行が
収まりきらない中で3月を迎え、人の活動が
活発になったことで、全国的に少しずつ感染者
数が増えているのでしょう。きのう決定した
緊急事態宣言の2週間延長も中途半端で、感染
者数を大きく減少させるとも思えない。むしろ、
変異株の流行も考えれば、聖火リレーが始まる
頃から全国的に感染が再拡大する可能性は十分
にあります」
聖火リレーどころじゃないかもしれない。
【転載終了】
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福島は地方の割には他県より感染者が
多いですね。
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