変異株が37都道府県に超速拡大!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株が37都道府県に超速拡大!
新規感染22都道府県で増加
公開日:2021/03/23
新型コロナウイルス第4波の主流になり
そうな変異株。
日刊ゲンダイが厚労省や自治体の発表を
もとに集計したところ、22日までに
37都道府県に広がっていることが分かった。
これらの自治体の新規感染者数はほとんど
が前週比で増加。
やっぱり、感染力の強い変異株が感染拡大
に拍車をかけている。
◇ ◇ ◇
厚労省は毎週水曜日、都道府県別の変異株
の確認数を発表している。
最新は17日発表分で26都道府県399件だ。
厚労省の発表はゲノム解析により確定した
件数である上に、発表が週1回という
のんびりしたペースなので、タイムラグが
ある。
22日までに変異株が確認された都道府県
を調べると、厚労省発表よりも11増えて
37都道府県にも上った。
とくに直近は連日、初確認が続いている。
福井(18日)、福岡、宮城、高知(19日)、
富山(20日)、大分(21日)。
22日は愛知で初めて8人の変異株の感染が
確認された。
変異株が確認されていないのは岩手、秋田、
山形、鳥取、島根、山口、佐賀、長崎、熊本、
宮崎のわずか10県だ。
■グーグルの予測では新規感染者が倍増へ
変異株が確認された都道府県の22日までの
1週間平均の新規感染者数を前週(9~15日)
と比較したのが〈別表〉だ。
22都道府県が増加(1倍超)、6県が下げ止まり
(0.95~1倍)だった。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「今さら、変異株のスクリーニング検査の
実施割合を感染者全体の40%にすると言って
いますが、遅すぎます。変異株は全国に拡大
していて、早晩、全都道府県で確認されるこ
とになるでしょう。しかも、現在行われてい
る変異株の検査は、陽性者の検体を検査する
後追いがほとんど。変異株の拡大を防ぐもの
になっていない。1月の緊急事態宣言の発令
時に変異株のスクリーニング検査と、感染者
のすみやかな隔離を徹底していれば、変異株
の流行は一部の地域にとどめられていた可能性
があります。昨年秋以降の英国の大流行を
ヒントに日本で変異株の流行阻止の体制づくり
はできたはずです」
22日時点のグーグルの感染予測によると、
3月20日から28日間の全国の新規感染者数は
7万7276人と1日当たり2759人。
直近の1週間平均の感染者数は1297人なので
「倍増」すると見込んでいる。
西村経済再生相は22日の参院内閣委で、
「GoToトラベル」について
「感染拡大している地域と行き来がない」こと
などを条件に再開を検討する考えを示したが、
日本中が感染拡大地域になるんじゃないか。
変異株の後手対応の責任は重大だ。
【転載終了】
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全体に緩みが出てきている様な気がしま
すが、「GOTOトラベル」が再開されたら、
第三波より波が大きくなる可能性は極め
て高そうな気がしますね。
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