変異株10歳未満は従来型の5倍子どもから広がる感染再拡大!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株10歳未満は従来型の5倍
子どもから広がる感染再拡大
公開日:2021/03/26
新型コロナの感染再拡大が止まらない。
25日の新規感染者数は2日連続1900人
を超えた。
東京都のモニタリング会議で大曲貴夫医師は
「変異株等によって急激に感染の再拡大が
起こる可能性がある」と警戒感を示した。
新たな火種になりそうなのが、変異株の
子どもの感染だ。
◇ ◇ ◇
変異株が子どもにも感染を広げていること
は明らかだ。
厚労省の発表(17日時点)によれば、
新型コロナ全陽性者のうち、10歳未満は2.8%、
10代は6.5%と少ない。
ところが、第27回アドバイザリーボードの資料
(16日時点)によると、変異株の感染者では、
10歳未満が14.5%、10代が11.8%に跳ね上がる。
変異株の感染者に限ると26%が未成年なのだ。
この先、変異株が主流になると予測されている。
感染者全体の4分の1が未成年者になると
どうなるのか。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「子どもは大人と同居しています。感染した
子どもから同居の親や祖父母にうつる機会が増え、
感染を拡大させる方向に働きます」
今後は、インフルエンザのように子どもが
感染源になる可能性がある。
盲点は子どもにはワクチンを打てないことだ。
英国型変異株は重症化、死亡リスクが高いと
される。
ところが、発症や重症化を防ぐワクチンの接種
対象は、承認済みの米ファイザーは16歳以上、
承認申請中の英アストラゼネカと米モデルナは
18歳以上だ。
■16歳未満ワクチン対象外、重症化リスクも
田村厚労相は25日の参院予算委で、ファイザー
が16歳未満向けのワクチンを開発中であることを
明かしたが、当面は16歳未満はワクチンを打て
ない。
重症化リスクの高い変異株が子どもの間で広ま
れば、これまで1人もいなかった20歳未満の
コロナ死という事態も起きかねない。
「子どもの感染者が多いのは要注意です。これ
までは飲食店や高齢者施設など大人向けの対策を
してきましたが、変異株では同じようにはいきま
せん。ワクチンを打てないなら、なおさら大人が
責任を持って子どもを守る必要がある。時には
学校や保育園を閉鎖する場面も出てくるでしょう」
(中原英臣氏)
アドバイザリーボードの脇田隆字座長も
「子どもたちの間や子どもから大人に感染しや
すい状況があるなら、これまでと対策が変わっ
てくる可能性がある」と危機感をあらわにした。
若い命が失われてからでは悔やんでも悔やみ
きれない。
【転載終了】
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第4波の対策が今後の感染拡大に向けての
鍵を握りそうですね。
失敗したら、年内の収束は難しいでしょう。
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