渡辺直美さん、MIKIKOさんの演出案を「本当にかっこよかった」と・・・
The Huffington Post
【転載開始】
■渡辺直美さん、MIKIKOさんの演出案を
「本当にかっこよかった」と語っていた。
“お蔵入り”報道めぐり声明も
2021年03月27日
MIKIKOさんが開閉会式の演出をめぐる報道
を受け、声明を発表。
出演予定だった渡辺直美さんは以前、
「みんなに見てもらいたかったし、私も頑張って
やりたかった」と語っていました。
東京オリンピックの開閉会式の執行責任者を
辞任した振付師のMIKIKOさんが3月26日、
自身のTwitterで声明を発表し、辞任に至った
経緯について説明した。
開会式の演出をめぐっては、MIKIKOさんが
演出チームから“排除”されたなどと週刊文春が
報じていた。
■MIKIKOさんが声明
「道義にも反していると感じました」
MIKIKOさんは、2019年6月からオリンピック
開閉会式演出の「執行責任者」を担当していた。
MIKIKOさんは声明で、2020年3月の大会延期
決定前まで、「500名近くのスタッフ、キャスト、
更にその先にいらっしゃる直接お会いすることは
出来なかった数多くの関係者の方々の才能と時間
をお預かりしておりました」と説明。
その中にはタレントの渡辺直美さんも含まれていた。
しかし、延期が決まったことで、開閉会式の準備
も「一時停止」すると告げられ、再開の際は
MIKIKOさんに連絡がいくと伝えられたという。
MIKIKOさんは、「延期から約6ヶ月後の去年の
10月、今後について皆様に何もご連絡できていな
い中で、これ以上お待たせするわけにはいかない
と思い悩み、勇気を出して私から電通に問い合わ
せを入れました」と説明。
そして、その際にすでに別の演出家がアサインされ、
新しい企画を国際オリンピック委員会(IOC)に
プレゼン済みだということを知ったという。
「11月になって新しい企画、新しい演出家のもと
で改めてオファーを頂きましたが、その企画に一から
関わっていない以上、責任が取れるものではありませ
んでした」
MIKIKOさんは自ら辞意を固めた理由について、
こう明かしている。
「また、これまでの企画案に尽力してきていただ
いた皆様との関係で道義にも反していると感じまし
た。世界中がコロナの恐怖と悲しみに包まれている
中で開催されるオリパラのセレモニーのあり方を
考えた時に、このような疑問を持ちながら参加する
わけにはいかない、と悩み抜いた上で辞任の決断に
至りました」
■「何とか踏み止まってきましたが、
叶いませんでした」
声明では、「延期前まで精魂込めてセレモニー
に向き合ってきた方々としっかりコミュニケー
ションをとり、無駄のない前向きな新しい企画
を全員の力を合わせて一緒に作りたかったです」
と、後悔もにじませた。
MIKIKOさんは、2016年のリオオリンピック
閉会式での引き継ぎ式の演出にも関わった。
「最後まで成し遂げたいと何とか踏み止まって
きましたが、叶いませんでした。 この思いは今後
の作品で形にしてお返しします」とつづり、
「私たち世代が未来に残さないといけないもの
は何なのかを真剣に考えます」とコメントした。
その上で、「個人として、組織の一員として、
あるいは組織そのものとして、それぞれのお立場
での正義があるのだと思います」と言及。
「もうこれ以上の発言はせず、目の前の一つ一つ
の仕事に心を込めて向き合っていくことが、私に
とっての正義です」とつづり、「ご理解頂けると
幸いです」と呼びかけた。
■佐々木さんは「白紙化した事実ない」
と報道否定
週刊文春は、大会延期が決まりクリエイティブ
ディレクターの佐々木宏さんが新型コロナの
「緊急対策リーダー」に指名されたことをきっか
けに、MIKIKOさんの企画案を白紙にしたと報道。
MIKIKOさんは演出チームから“排除”されたと格好
となったと伝えている。
佐々木さんは2020年12月、野村萬斎さん率い
る演出チームの解散に伴い演出の総合統括に就任
した。
しかし3月18日、タレントの渡辺直美さんの容姿
を侮辱するような企画を提案していた問題を受け
て総合統括を辞任した。
辞任を発表する声明で佐々木さんは、
「MIKIKOさんを中⼼に考えられていた開会式
プランは、私が⽩紙化した事実はない」と文春
報道の一部を否定している。
また大会組織委はMIKIKOさんが辞任した理由
について、「自分が引き続きやっていくという
考え方について、納得をされない何かがあると
いう趣旨だったと思います」などと説明していた。
■渡直美さん、生配信でMIKIKOさんの演出
について語っていた
MIKIKOさんが中心となって進めていた演出は、
「お蔵入り」となってしまった。
キャストとして出演予定だった渡辺直美さんは、
3月19日に行ったYouTube生配信で、MIKIKOさん
の企画案について「本当にかっこよかった」と
話していた。
渡辺さんによると、2019年の年末に開会式の
出演オファーがあり、MIKIKOさんを含む
演出チームと打ち合わせをした。
演出プランを聞いた時は、鳥肌が立ったという。
「開会式の演出プランみたいなのを聞いたのね。
それを聞いている時に、めちゃくちゃ鳥肌。もう
かっこよすぎて。まじイケてるし、これに私参加
していいんですか?みたいな。めちゃくちゃあり
がたいです。みんながすごく熱くて最高の演出
だったんだよね。それに参加できるというのも
嬉しかった」
しかし、大会延期を受け、開会式の演出企画は
中断に。
その後、渡辺さんが動物のブタに扮する企画案が
ボツになったという報道が出たことで、困惑した
と振り返っている。
「今回の報道で、ああいう私をブタに見立てて
やるっていう報道がきた時に、あれ、みたいな。
私が最初に聞いていた話と違うなと思ったし、
多分きっと私の知らないところでいろんな事が
起きて、そういう案が出てきてみんなが『それは
ナシでしょ』となった。これも私は一つの救いだ
なと思う。けど、どうしてこんな風になっちゃった
のかな」
その上で、MIKIKOさんの演出プランを知って
いたからこそ、海外で一連の問題が報じられて
いることについて「すごく悔しいなと思った」
とも語った。
「海外にもこういうニュースが流れてしまって、
私はすごく悔しいなと思ったんだよね。もともと
聞いていた演出が本当にかっこよかったから。
それじゃないもの、しかも却下されたものがこう
やって表に出て。これが日本の全てって思われた
くないなっていうのがすごく率直な私の意見で。
ああいう風な演出はありえないってなったものが
出てしまって、ニュースをちゃんと見ない人は
日本は最初からそういう演出をしようとしていた
んだとなってしまうのが、私の中ではすごく
ショックだなと思った。元々の演出を知っていた
ぶん」
「本当にかっこよかったからね。みんなに見て
もらいたかったし、私も頑張ってやりたかったな
というのはすごいあったかな。それの悔しさの方
が結構今は大きい」
ネット上では、演出チームをめぐる一連の騒動
を受けて懐疑的な意見や、「MIKIKOさんの演出
を見たかった」と嘆く声が相次いで投稿されて
いる。
<MIKIKOさんの声明全文>
MIKIKOさんが発表した声明全文は以下の通り。
2020年3月24日、新型コロナウイルスの
感染拡大により、東京オリンピック・パラ
リンピックの1年程度の延期が決定しました。
延期前、私はオリンピック開閉会式の執行
責任者として、500名近くのスタッフ、
キャスト、更にその先にいらっしゃる直接
お会いすることは出来なかった数多くの
関係者の方々の才能と時間をお預かりして
おりました。
その中には渡辺直美さんもいらっしゃいま
した。
開閉会式の準備も一時停止が告げられ、
再開の際は連絡をいただけるとのことでした。
延期から約6ヶ月後の去年の10月、今後に
ついて皆様に何もご連絡できていない中で、
これ以上お待たせするわけにはいかないと
思い悩み、勇気を出して私から電通に問い
合わせを入れました。その際、すでに別の
演出家がアサインされ、新しい企画をIOC
にプレゼン済みだということを知りました。
11月になって新しい企画、新しい演出家の
もとで改めてオファーを頂きましたが、
その企画に一から関わっていない以上、
責任が取れるものではありませんでした。
形は変わったとしても従前の制作物で活か
せる部分は有効活用すべきだと考えており
ました。また、これまでの企画案に尽力し
てきていただいた皆様との関係で道義にも
反していると感じました。世界中がコロナ
の恐怖と悲しみに包まれている中で開催さ
れるオリパラのセレモニーのあり方を考え
た時に、このような疑問を持ちながら参加
するわけにはいかない、と悩み抜いた上で
辞任の決断に至りました。
「もし時間が巻き戻せるなら、このコロナ
禍のセレモニーで、何を伝えるのか、何が
出来るのかを全員で話したかった」
オリンピック・パラリンピックのプロジェ
クトをサポートして下さっていたある尊敬
するスタッフの方の言葉です。
延期前まで精魂込めてセレモニーに向き
合ってきた方々としっかりコミュニケー
ションをとり、無駄のない前向きな新しい
企画を全員の力を合わせて一緒に作りた
かったです。
実際に手を動かして下さっていたスタッフ、
キャストがしっかり輝いて、評価される
セレモニーにしたい。
4年に一度のこの舞台の為に、命を燃やして
こられた世界中のアスリートの方々を激励
するセレモニーにしたい。
世界中からここ東京に集える奇跡を讃え合い
たい。
その思いを胸に、2016年のリオ閉会式から
この案件に関わってきた人間として、最後
まで成し遂げたいと何とか踏み止まって
きまし たが、叶いませんでした。
この思いは今後の作品で形にしてお返しし
ます。
私たち世代が未来に残さないといけないもの
は何なのかを真剣に考えます。
伝えたい人に届く方法を自分なりに前向き
に探し続けて参ります。
個人として、組織の一員として、あるいは
組織そのものとして、それぞれのお立場で
の正義があるのだと思います。
もうこれ以上の発言はせず、目の前の一つ
一つの仕事に心を込めて向き合っていくこ
とが、私にとっての正義です。
ご理解頂けると幸いです。
もし東京オリンピック・パラリンピックが
開催されるのであれば、日本が世界に誇れる、
子どもたちに誇れる、開催できた全てのこと
や全ての人に、感謝を届けるセレモニーに
なって欲しいと心から願います。
そして、国籍、性別、年齢、容姿に関係なく
それぞれが持って生まれた個性を尊重し喜び
合える世界になることを祈っています。
なお、体調に関してはおかげさまで快方に
向かっております。
ご心配の声を沢山頂いたのにも関わらず、
すぐにコメントが出せず申し訳ございません
でした。
まだまだ寒暖差の激しい日々が続きますが、
皆様何卒ご自愛ください。
2021年3月26日 MIKIKO
【転載終了】
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招致の時から安倍首相の
「アンダーコントロール」と言う嘘から
始まり、「委員の買収」がクロ判定となり。
そして、国立競技場デザインのゴタゴタ。
五輪イメージデザインの盗作問題。
ここに来て、組織委員長や演出チームの
クリエーターの差別発言問題。
これで参加国が激減して、日本の金メダル
ラッシュとなったら世界の冷ややかな目が
見えるようです。
今回の五輪問題は世界から日本の印象を
悪化させることになラなければいいのですが。
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