田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■在日ミャンマー人が日本政府に要請

 「内戦になったら(反国軍の)連邦軍

 に付いて下さい」

 2021年4月2日


 在日ミャンマー人による日本政府への

抗議集会が、きのうに続き、きょう2日も

あった。

きょう2日は在日ミャンマー人たちが、

軍事政権と太いパイプを持つ日本政府に

国会内で直談判した。


 確認できただけで500人超の市民が国軍

に虐殺されている。凄惨な映像が会場の

スクリーンに映し出された。

参加者たちは、血まみれになって絶命した

祖国同胞の遺体(映像)を、目をそむける

ことなく見つめ、涙を流した。


 モン族のチ・ス・アウンさんは

「少数民族の地域では(映像で伝えられた

ようなことが)当たり前のように起きてい

る」と明かした。


 ビルマ族のレー・レー・ルィンさんは

「毎日(同胞が)殺され、拷問されていく」。


 確かに私たち日本人の目に触れるのは、

漏れ伝わってくる事象だけなのだろう。


 日本政府からは外務省のアジア大洋州局

南部アジア部・南東アジア第一課などから

官僚が出席した。


 同課の岩崎高史・首席事務官は

「1、民間人に対する暴力の停止

2、拘束された関係者の解放

3、民主的な政治体制の早期回復

・・・を目指して行くことは

(ミャンマー市民と)同じ」

としたうえで「ただし手段、つまり我々

(日本政府)の方でも政策を考えていき

たい」とかわした。

日本政府はODAを止めるわけでもなく、

あいまいな態度を取り続ける。

日本からの公的資金は政治権力を掌握した

国軍を潤す。


 あるミャンマー人女性は

「日本国民のお金で人殺しをしないで下さ

い」と訴えた。


 きょうの集会でも「内戦」が幾度も飛び

出した。現地の事態は切迫しているのだろう。


 デモや集会でよく耳にするのは「内戦」だ。

民族や宗教の垣根を超えて連邦軍が出来ていて、

国軍と戦っている、という。


 エンダラさん(ビルマ族とシャン族のハーフ)

は「内戦になったら連邦軍に付いて下さい」と

日本政府に訴えた。


 エンダラさんはスピーチの後、田中に

「国連が来なかったら、市民が丸腰で戦うしか

ない。その時にどちらに付くのか、ということ」

と説明した。


 日本政府がいつまでも曖昧な態度を取り続け

ることはできない。事態はそこまで来ている。

ただ報道されないだけだ。


【転載終了】

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 報道されていないかも知れませんが、

日本政府はミャンマー軍とパイプをもって

いると言われています。


 そこには、水面下でミャンマー軍と中国、

ロシアが絡んでいるようです。


 ミャンマー軍は、中国、ロシアに米国が

制裁提起した場合、拒否権を行使してほしい

と打診しているようです。


 しかし、今回のミャンマーの弾圧に対し、

中ロが拒否権行使したら国際社会は、中ロ

まで共犯だと批判するようになりかねませ

んね。


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