変異株46都道府県に拡大・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株46都道府県に拡大・・・日本の医療崩壊は
アッという間
公開日:2021/04/09
8日の大阪の新型コロナウイルスの
新規感染者数は905人。
大半を変異株が占める現地の病床は深刻な
事態だ。
府の最新データからは、変異株の重症化リスク
の高さがうかがい知れる。
この先、全国に広がれば、あちこちで医療崩壊
が起こるのは必至だ。
■大阪の重症病床パンク寸前
大阪の重症病床はパンク寸前だ。
7日時点で運用174床に対し、重症患者158人
と9割が埋まる。
今後224床の確保を見込むが、昨年10月28日
時点の確保計画数は215床。
ほとんど増やせておらず、とても重症患者の
急増に追いつけそうにない。
吉村知事は今さら「医療非常事態宣言」発令
でバタバタしているが、半年近くも病床確保を
サボってきた反省の色なしだ。
病床を確保しても、変異株は厄介だ。
ウイルスが検出されなくなるまでの排出期間
は、従来型より5~13日長いとされる。
それだけ入院は長期化し、病床は空かない。
さらに、7日の府コロナ対策本部会議の資料
によると、大阪で確認された陽性者に占める
重症者の割合は、
第3波(昨年10月10日~今年2月28日)では
40代以上5.5%、60代以上8.8%、全体3.2%
だった。
ところが、第3波と第4波(3月1日~4月5日)
の変異株陽性者に限ると、それぞれ、10.7%、
22.7%、4.7%に跳ね上がる。
■「大阪のような事態はどこでも起こり得る」
また、発症から重症化するまでの日数は、
第3波の8日に対して、前出の変異株陽性者は
6.5日と短くなるのだ。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「変異株によって、すぐに重症化し、入院も
長引く。医療崩壊に至る要因ずくめです。実際、
先に流行した欧州では重症病床が不足し、日本
でも報じられていたのに、重症病床は大阪に
限らず全国的に増やせていません。変異株が
全国に広がれば、大阪のような事態はどこでも
起こり得ます」
厚労省によると、全国の重症病床確保数
(計画)は昨年10月28日時点の3643床から
3月31日は3664床。
ほとんど変わっていないが、すでに変異株は
全国に行き渡っている。
厚労省と自治体の発表を集計すると、
8日までに宮崎を除く46都道府県で確認。
直近では5日に山形と岩手で初めて見つかった。
■アストラゼネカ製に暗雲
当面はワクチンにも頼れない。
英アストラゼネカ製は副反応で起きる血栓の
問題が再燃。
欧州各国は相次いで接種の年齢制限を表明し、
高齢者などに限定し始めている。
日本政府は昨年12月にアストラゼネカとの
間で6000万人分の供給を契約済み。
うち4500万人分は熊本や埼玉で国内生産し、
安定供給の切り札と期待されてきた。
5月中にも承認の見通しだが、戦力になるか
は怪しい。
「今の感染拡大にワクチンも間に合わず、病床
もすぐには増えない。ならば、感染を徹底的に
抑え込むしかありませんが、重点措置すらモタ
モタしている。このままだと、あっという間に
病床がパンクしてしまいます」(中原英臣氏)
8日18時32分に更新されたグーグルの
感染予測(4月1~28日)によると、
1日あたりの新規感染数は、4月15日に
1万人を超え、28日には5万2843人と
見込んでいる。
この間の死者は8423人と、昨年からの
累計9338人に匹敵する。
一体、どんな地獄が待っているのか。
【転載終了】
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福岡で看護師さんがワクチン接種4日後に
自宅でなくなっているのが発見されていま
す。
もしかして、血栓が出来ていたのでは
ないのでしょうか?
しっかり調べて血栓が原因なら、公表
すべきです。
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