二階発言が口火になるか・・・外堀が埋まりつつある“五輪中止”!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■二階発言が口火になるか・・・
外堀が埋まりつつある“五輪中止”
公開日:2021/04/22
「これ以上とても無理だということだったら、
これはもうスパッとやめなきゃあいけない」
自民党の二階俊博幹事長が4月15日、
TBSのCS番組収録で7月23日から開催予定の
東京五輪・パラリンピックの中止に言及した。
この二階発言について20日、丸川珠代五輪相
は「ある意味当たり前のことだ」と話している。
政権トップの発言は国内外のメディアを驚か
せた。
「やっぱりいらない東京オリンピック」の
著者で神戸大学大学院の小笠原博毅教授が、
二階氏の発言にこう指摘する。
「誰が中止の口火を切るか注目されている
時です。おそらく政権に近い官僚トップの間
では『(五輪開催は)もう駄目だろう』とい
う意見が共有されていると思っています。
二階さんは、のっぴきならない状況の中で、
情報をきちんと把握しており、菅首相が日米
首脳会議で米国にたつタイミングで言ったの
だと思います」
3月25日に福島県からスタートした
聖火リレーは、新型コロナウイルス感染拡大
の影響で大阪府全域の公道、愛媛県松山市内、
沖縄県本島の公道で中止が決まった。
また北朝鮮の五輪不参加も伝えられている。
大会組織委員会の橋本聖子会長ら政府関係者
が二階発言の火消しに追われる中、IOCの
バッハ会長は強気姿勢を崩さないが、大会開催
を危ぶむ声は海外の関係者からも次々出てきて
いる。
競泳の五輪代表を決める日本選手権のさなか
(4月3~10日)、国際水泳連盟が東京五輪最終
予選の飛び込み、アーティスティックスイミング、
マラソンスイミングの3競技の大会中止を正式に
勧告してきたのだ。
「驚きました。日本の新型コロナ対策が不安だ
という理由でした。経費の負担や来日後の2週間
の隔離にも不満をぶつけていました」
(大会関係者)
日本側が費用を持つことで3大会の最終予選は
実施されることになったが、さらに驚いたことに、
「マラソンスイミングは福岡でやることになって
いましたが、会場をポルトガルに変更して開催
することになりました。どうして東京五輪なのに、
ポルトガルで予選なんですか?」
(前出の大会関係者)。
■オフィシャルスポンサーの対応に不満
さらに競技の実施にあたり、関係者が不安を
漏らすのが大会のオフィシャルスポンサー
「オメガ」の対応だ。
オメガは競泳用のタッチパッドや陸上の
スターティングピストルなど、競技の
オフィシャルタイムキーパーを務める。
ある大会関係者が不安げに言う。
「辰巳のオリンピックプールは現在、すべて
セイコーのタッチパッドです。これを取り外し
てオメガに替えるのですが、0.001秒を争うの
ですから設置までに何度も検査を繰り返します。
競泳だけではなく陸上、柔道でもオフィシャル
タイマーをオメガに替えなければなりません。
そして設置後の競技で確認が必要です。こうし
た状況を国際水連などは分かって中止を勧告し
てきたんです。開催が無理なことを認めないの
は日本政府だけです」
二階幹事長の発言が五輪中止の口火となら
なければいいが。
(ジャーナリスト・木野活明)
【転載終了】
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>国際水泳連盟が東京五輪最終
予選の飛び込み、アーティスティックスイミング、
マラソンスイミングの3競技の大会中止を正式に
勧告してきたのだ。
>日本側が費用を持つことで3大会の最終予選は
実施されることになったが・・・
「マラソンスイミングは福岡でやることになって
いましたが、会場をポルトガルに変更して開催
することになりました。どうして東京五輪なのに、
ポルトガルで予選なんですか?」
これを国民がどう受け止めるか?
多分、「バカか」ときて、
続いて、「もう中止にしろよ」でしょうかね?
この10年間で、本当にガッカリする様な国に
なってしまいましたね。
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