変異株の学校クラスター 豊中の小学校“陽性率1.5%”の衝撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株の学校クラスター 豊中の小学校
“陽性率1.5%”の衝撃
公開日:2021/04/23
変異株が牽引する新型コロナウイルスの
第4波は子どもの感染が目立つ。
この先、変異株は流行の主流になり、早晩、
全て置き換わるとされる。
そんな中、変異株の子どもへの感染力の
恐ろしさをうかがわせる検査結果に衝撃が
走っている。
◇ ◇ ◇
変異株の登場で子どもの感染割合が増えて
いるのは数字上、明らかだ。
大阪府の資料によると、
第3波(昨年10月10日~2月28日)
では、10代未満が2・7%、10代が
7・3%だったが、変異株陽性者に限ると、
それぞれ6・0%、12・9%に跳ね上がる。
大阪では感染者全体の8割を変異株が占める。
大阪の豊中市立新田小学校では9日以降、
教職員22人の感染が確認されている。
14日には濃厚接触者ではない児童1人の
陽性も確認された。
そこで全児童875人を対象にPCR検査
を実施したところ、12人の陽性が判明した。
陽性率は1・5%に上る。
児童の陽性者の大半が変異株だった。
■わずかの接触で13人も感染
学校クラスターなのか――。
豊中市に聞いた。
「学校で教師と児童の接触はあったので、
感染が広がった可能性も否定できません。
ただ、接触といっても、7日は入学式で
1年生のみが登校。8日は始業式やクラス
分け、9日も簡単な授業で3日とも午前中
のみ。給食もなく、職員と児童がマスクを
外して接触したこともなかった。豊中市も
感染が広がっているので、学校外で感染し
たのかもしれません」
(教育委員会事務局学校教育課)
もし、児童が学校で教職員から感染した
のなら、この程度の接触で13人もが感染
したことになる。
逆に学校外の感染なら、日常生活で1・5%
もの子どもが感染していたというわけだ。
ちなみに、府が2~3月に実施した
高齢者施設への集中的検査では、
約11・6万件中、陽性は31件と
0・03%だ。
陽性率1・5%はその50倍である。
12歳未満のコロナワクチンはない。
■変異株に“無警戒”だった萩生田文科相
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「陽性率からすると、豊中の児童は学校
で感染したと考えられます。マスクを外さ
ず短時間だったので、13人の感染で済み
ましたが、通常の学校生活だったら、
もっと大規模なクラスターに発展していた
可能性があります。変異株対応はこれまで
と発想を変える必要がある。高齢者施設の
ように学校でも定期的にPCR検査を実施
して、陽性者を早期に発見する体制をつく
るべきです。子どもの健康はもちろん、
親や祖父母に感染を広げないためにも、
子どもの感染を広げない対策が必要です」
校内感染を警戒し、自主休校する子ども
も少なくない。
対面授業と並行し、希望者には遠隔授業を
受けられるようにすべきではないか。
変異株に“無警戒”だった萩生田文科相は
20日の会見で
「子どもの罹患率が低いとされていた従来株
に比べ、変異株流行に対しては子どもへの
感染拡大への一層の警戒が必要」と態度を
修正。
12歳未満のコロナワクチンは存在しない。
変異株から子どもを守るのは政治の責任だ。
【転載終了】
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家庭内クラスターの危険が強まっている
ということですかね。
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