変異株蔓延で重症者数“第3波超え”必至・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株蔓延で重症者数“第3波超え”必至
コロナ死も激増へ
公開日:2021/04/27
とうとう26日、新型コロナウイルスの
死者数が累計1万人を超えてしまった。
変異株が猛威を振るい、感染者数の
ピークアウトが見通せない中、重症者数
や死者数は、第3波以上に深刻な事態に
なりかねない。
◇ ◇ ◇
26日の全国の重症者数は、前日から34人
増え、898人と900人に迫る。
4月以降、約5日間で100人のペースで増え
ている。
来月早々にも過去最多の1043人を上回る
勢いだ。
第3波の新規感染者数は1月8日の7957人
をピークに減少に転じ、重症者数も1月27日
の1043人から減っていった。
重症者のピークアウトは少し後になる。
第1波では20日後、第2波では16日後だった。
足元の第4波も、重症者を減らすためには
早く感染者数をピークアウトさせる必要が
あるが、前途多難だ。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
■夏まで感染増加傾向
「4都府県に発令された17日間の緊急事態
宣言は焼け石に水です。感染力の強い英国型
の変異株は5月中に全国で主流になると言わ
れています。対策の強弱にもよりますが、
感染者数がピークアウトするのは、早くて6月、
最悪、8月まで増え続けることもあり得ます」
感染者数が増えれば、当然、重症者数も増え
続ける。
今と同じペースで重症者数が増えれば、
6月に2000人、8月に3000人を突破。
第3波の2~3倍になる計算だ。
それでなくても、英国型は重症化しやすい。
大阪府の資料によると、陽性者に占める重症者
の割合(13日時点)は、
第3波(昨年10月10日~今年2月28日)では
3.2%だったが、変異株陽性者に限ると4.9%
に跳ね上がる。
また、発症から重症化するまでの日数は、
第3波では8日だったが、変異株陽性者では
6.5日と短くなる。
大阪で重症者数が激増しているのは、
流行の8割以上が変異株であることが大きい。
■万単位の死者が出てもおかしくない
重症者数が増え、病床が逼迫すれば死者も
増える。
1日の死者数は1~2月は1日平均70人を
超えていたが、その後、減少に転じ、
今月上旬には20~30人に減っていた。
ところが、特に大阪で急増し、直近では50人
を超える日が増えている。
「変異株が大流行している大阪では、
重症者も死者も深刻な事態になってい
ます。今後、変異株が全国に蔓延すれ
ば、大阪のような事態が各地で発生し
かねません。関西以外はまだ変異株が
主流になっていません。直ちに、全国
規模の緊急宣言を発令し、変異株の
拡散を食い止めるべきでしょう。自然
の流れに任せていると、重症者、死者
が増え続けることになります」
(中原英臣氏)
第3波の感染が拡大した昨年12月以降の
死者は7825人。
コロナ死1万人のうち80%近くが、昨年末
以降、亡くなっているのだ。
この先、万単位の死者が出てもおかしくない。
死者があふれてからでは手遅れだ。
【転載終了】
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2波、3波となるほど感染が拡大して
いく事を歴史から学んでいないと言う
ことでしょうかね。
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