バッハ会長“逃げ恥”来日の訳・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■開会式リハーサル視察が目的?
バッハ会長“逃げ恥”来日の訳
公開日:2021/05/21
<何をするために来日するのか>
<怒りのシュプレヒコールを浴びせら
れることを分かっているのか>
<“逃げ恥”来日を許すな>
ネット上は批判的な意見が少なくない。
IOC(国際オリンピック委員会)の
バッハ会長が7月12日にも来日すると
報じられたことだ。
バッハ会長は当初、広島県で聖火リレー
が行われた17、18日に合わせて来日する
予定だったが、新型コロナウイルスの
感染拡大を理由に東京や大阪などで
緊急事態宣言が延長されたことから断念
していた。
19日から始まったIOC調整委員会で、
バッハ会長は
「アスリートが東京で輝くことを願って
おります。日本人の皆さんは、特徴であ
る粘り強さ、逆境に耐え抜く能力を持っ
ている。7月23日を全世界がともに祝う
ことになるでしょう。我々を頼りにして
ください。そして、東京大会を偉大な
成功に持っていきたい」とあいさつ。
日本国内で中止を求める声が高まる逆風の
中、あえて来日して予定通りの五輪開催を
訴えて支持を得る狙いがあるとみられる。
バッハ会長は
「国際的に430以上の大きなスポーツ大会
を行い、のべ5万4000人のアスリートが
大会に参加したが、その大会ひとつとして
ウイルスを拡大することがなかった」とも
言っていたが、単一競技で参加者も限られ
ている大会と複数競技で参加人数も桁違い
に多い五輪とでは比較にならないだろう。
国内でプロ野球や大相撲が何とか興行でき
ているのも人数制限があるからで、
さらに言えば五輪はあらゆる国、地域から
競技者が集まるのだ。
海外選手も参加し、5月初めに
「五輪プレ大会」との位置づけで
マラソン大会が行われた北海道・札幌市は
その後、新型コロナの感染者が急増。
今や緊急事態宣言を要請する事態に陥って
いる。
バッハ会長は
「参加アスリートの80%はワクチン接種済み」
と自信満々だが、開催地である日本のワクチン
接種率は2%程度に過ぎないのだ。
五輪大会後、日本国内で感染爆発が起きた場合、
バッハ会長はどう責任を取るつもりなのか。
「我々を頼りにして」とはよくぞ言えたものだ。
バッハ会長も過去の五輪大会と違って
歓迎ムードの訪日にはならないと理解している
はずだ。
にもかかわらず、なぜ、わざわざ大会前に来日
するのか。
「バッハ会長が来日を予定しているのは
開会式の約10日前。おそらく開会式の
リハーサルを見に来るのではないか。ただ
でさえ、開会式統括責任者の降板などで、
リハーサルの準備が遅れている。リオ五輪
の時には開会式の1カ月以上前からリハー
サルを繰り返し、2週間前は仕上げの最終
段階でした。98年の長野五輪では、やはり
2カ月前には長野市内の開閉会式会場で
リハーサルが行われていますが、今回は
新型コロナの影響で何度も『皆、集まれ』
とはいかない。関係者の間では『このまま
だと最悪、小学校の運動会のように各国選手
が並んでずらずらと入場行進する状況に陥り
かねない』なんて冗談も漏れるほど。大会
主催者のIOCとしては、それが心配なので
しょう」(スポーツ紙記者)
なるほど、競技場の外で感染が広がろう
とも、とにかく競技場内は安心・安全に
見せたいらしい。
【転載終了】
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来日を回避したのは、東京は感染リスク
が高いと自ら証明してしまいましたね。
東京五輪を開催したければ、予定通り来日
すべきでした。
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