二階幹事長「政治とカネの問題は綺麗になった」の大嘘!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民二階幹事長
「政治とカネの問題は綺麗になった」の大嘘
公開日:2021/06/02
この言葉を信じる有権者は日本国内に
どれだけいるのだろうか。
選挙区内でカニやメロン、香典を配った
疑いがあるとして、自民党の
菅原一秀・前経済産業相(59)が公選法違反
で略式起訴される見通しで議員辞職の意向と
報じられる中、同党の“金庫番”である
二階俊博幹事長(82)から仰天発言が飛び
出した。
1日の会見で「政治とカネ」の問題に対する
認識を問われると、こう言い放ったのだ。
「言われて久しいわけで、ずいぶん政治と
カネの問題は綺麗になってきている。この
ことはマスコミも一般国民の皆さんも評価し
ていただいてしかるべきことだと思う」
国語の辞書で「綺麗」の意味をあらためて
調べると、< 色・形などが華やかな美しさ
をもっているさま>のほか、<よごれがなく
清潔なさま>とある。
政治資金に関して、二階幹事長が
<よごれがなく清潔だ>と胸を張るので
あれば、今すぐにでも、2019年の
参院選広島選挙区をめぐる公職選挙法違反事件
で有罪が確定し、当選無効となった
河井案里元参院議員=自民党離党=の陣営に
投じられた党本部支出の1億5000万円の詳細
について洗いざらい説明するべきだろう。
ところが、いまだに「綺麗」になるどころか、
二階幹事長を含め、安倍晋三前首相(66)、
元選対委員長だった甘利明税調会長(71)と
責任のなすり合いをしている最中ではないか。
「一般国民の皆さんも評価していただいて
しかるべきこと」とはよくぞ言えたものだ。
さらに二階幹事長は
「真面目に政治を志す者にとって、カネが必要
だと言われること自体が本当に屈辱というか、
内心けしからん話だと思っている」とも発言
していたが、自民党元衆院議員で、
安倍チルドレンだった金子恵美氏(43)は
昨年6月のラジオ放送でこんな爆弾発言を
していた。
広島の選挙違反事件について
「みんなやっている」などとテレビで発言した
自身の真意について説明した時だ。
「憶測ではなく、実際、私自身もですね、正直、
選挙の時に『お金を配らなければ、地方議員の
皆さんとか。みんな、協力してくれないから。
みんな、やってるんだから、配りなさい』という
ふうに私自身言われました(教えられた)」
「各県それぞれ、やり方があるみたいですね。
完全にアウトにならないグレーなやり方とか。
名目を変えるとか。実際、お金が飛び交っている
という事実は、過去の話のように思われるかも
しれないが今現在も残っている」
この金子氏の発言を裏付けるかのように、
同党元衆院議員の豊田真由子氏(46)も
ネット番組で、
「とある先輩議員から、『ちゃんと地元でお金を
配ってるの? 市長さん、県議さん、市議さんに
お金を配らなくて、選挙で応援してもらえるわけ
がないじゃない』と叱られ、びっくりした」と
暴露していたが、要するに自民党の金権政治体質
は今も変わっていないわけで、
「屈辱、けしからん話」と思っているのは
二階幹事長ではなく、有権者の方だ。
東京都議会選挙や衆議院選挙があるため、
二階幹事長は「カネに綺麗」とアピールしている
のだろうが、とんでもない話だ。
【転載終了】
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政権与党の金権体質は変わっていない
でしょう。
特に、河合問題は自民党の体質の最たる
ものですよね。
まあ、お金の流れを明らかにすると、他党
に迷惑が及ぶということでしょうけど。
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