尾身会長“五輪開催普通ない”で反撃 再反乱に慌てる菅首相!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■尾身会長“五輪開催普通ない”で反撃
再反乱に慌てる菅首相
公開日:2021/06/03
政府分科会の“反乱”再びか――。
何が何でも東京五輪開催で突っ走る菅首相が、
新型コロナ対策における自らのアドバイザー
集団の切り捨てに走っている。
1日の参院厚労委員会で野党から五輪開催の
可否について分科会に諮問すべきとただされる
と、菅首相は
「東京都と大会組織委員会などとの調整会議
に感染症の専門家2人が参加し意見を伺って
いる」と答弁。
分科会に諮問せず、“外す”考えを示唆したのだ。
先月14日に、やりたくなかった緊急事態宣言
の地域拡大を押し切られたことが、よほど腹に
据えかねたのか。
■「このパンデミックで普通は開催はない」
しかし、分科会の尾身会長はすぐに反撃に
出た。
2日、参考人として呼ばれた参院内閣委員会
や参院厚労委で持論を大展開。
東京五輪について
「今の状況で普通は(開催は)ない。この
パンデミックで」と言い放ち、
「そういう状況でやるなら、主催者の責任と
して開催規模をできるだけ小さくして、管理
体制を強化するのが義務だ」と苦言を呈した。
さらには
「そもそも五輪を、こういう状況の中で何の
ためにやるのか。それがないと一般の人は協力
しようとしない」
「(専門家としての評価を)何らかの形で伝え
るのがプロフェッショナルの責務だ」
とまで言ってのけた。
この発言が報じられると、ツイッターで
「尾身会長」がトレンド入り。
<1万回いいねを押したい。まさに専門家の
鏡たる発言>
<専門家は100人中100人がそう言って
いたが、尾身までもが>
<尾身さん、責任問題になった時のために備え
ているようだな>などのコメントで一時沸いた。
■警鐘鳴らしメンツを立てたい分科会
一部報道によれば、分科会の有志が、五輪開催
のリスク評価をまとめた上で公表することを検討
しているという。
分科会メンバーのうち、感染症や経済の専門家の
多くは、「ステージ4での開催は困難」との意見
で一致。
ステージ3でも、期間中か終了後に感染拡大する
恐れがあると評価し、開催するとしても無観客や
規模縮小の工夫が必要との認識だという。
まさに、参院での尾身発言と重なる。
世論のムード盛り上げを狙う菅首相とスポンサー
の意向を最優先する大会組織委のことだから、
「完全な形」に近い有観客を強行しかねない。
分科会の専門家としては、警鐘を鳴らした形で
メンツを立てたい思惑もあるのだろう。
「菅首相は五輪を止める気はなく、官邸も結論
ありきで動いている。開催が縛られるようなこと
は聞きたくないので分科会に諮問しない。一方で
尾身さんは、これまでは政府や厚労省に気を使って
きたものの、五輪についてはどうあがいても止めら
れそうにないため、ならば学者としての筋を通した
方が得策と考えたのでしょう。万が一、開催によっ
て感染が拡大した時の責任回避という尾身さんなり
の危機管理もある」(ジャーナリスト・山田惠資氏)
尾身氏の反撃に慌てた菅首相は2日夜、
官邸ホールで報道陣のぶら下がり取材に応じ、この
感染状況でも五輪を開催する意義について、こう
答えた。
「五輪はまさに平和の祭典だ。一流のアスリート
が東京に集まり、スポーツの力を世界に発信して
いく」
これで納得する一般の人がどれだけいるだろうか?
6割が「五輪中止」の世論は、菅首相より分科会
にエールを送るだろう。
それでも菅首相は自爆するのか。
【転載終了】
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G7で各国首脳の協力を取り付けられつけら
れるかですね。
欧州もインド株の感染拡大が懸念されている
ので、参加辞退の可能性も?
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