パソナ1000%の衝撃!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■パソナ1000%の衝撃!

 コロナと五輪でボロ儲けのカラクリ

 公開日:2021/06/07


 コロナ禍に前年比1000%増――。

パソナグループの最終利益が波紋を広げて

いる。

今年5月期の通期連結業績予想を上方修正。

純利益は62億円と、前年の5億9400万円

から実に942.3%アップ、約10倍増となる

見込みだ。


 大幅に利益を伸ばした事業は、官公庁や

企業から業務プロセスの全てを請け負う

「BPOサービス」。

この中には政府から巨額で請け負ったコロナ

対策関連事業も含まれるとみられる。


 例えば昨年の「持続化給付金」事業だ。

パソナが設立時から電通などと共に関与した

一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」

が、まず769億円で受託。

749億円で再委託された電通が子会社5社に

流し、さらにパソナやトランスコスモスなど

に計417億円で外注――と、血税“中抜き”は

猛批判を浴びたが、とりわけパソナの受注費

は約170億円と際立って多かった。


 五輪関連事業でも「特権」を与えられて

いる。

大会組織委員会と「オフィシャルサポーター」

契約を締結。

先月26日の衆院文科委員会で

「人材派遣サービスはパソナしか許されていな

い。43(の競技)会場の派遣スタッフを頼む

ときはパソナに(仕事を)出さなくてはいけ

ない契約になっている」

(立憲民主党・斉木武志議員)と、事実上の

独占状態なのだ。


■コロナで中抜き、五輪ではピンハネ?


 究極の買い手市場だからか、国会審議では

“ピンハネ”疑惑も浮上。

パソナの五輪有償スタッフの募集要項によると、

時給は1650円(深夜時間帯は125%の割増賃金)、

日給にすれば約1万2000円程度だ。

ところが、組織委と委託先の広告代理店との

契約書や内訳書には人件費の1日単価は35万円、

管理費・経費を含めると日当45万円と出てくる

という。


 ピンハネ率は97%。代理店からの独占委託で

利益が転がり込めば、儲かるのも納得だ。

コロナ不況で早期・希望退職を募る企業も増加。

再就職支援事業も「好調」というから、まさに

「人の不幸は蜜の味」だ。


 「会長の竹中平蔵氏は菅首相のブレーン。今

も国家戦略特区諮問会議や産業競争力会議の

有識者メンバーです。公的機関の仕事に食い

込めるのは“政権の友”への優遇ではないのか。

違うならハッキリと説明すべきです。政府

分科会の尾身会長の『五輪開催は普通はない』

発言に竹中氏は6日、『越権行為』『ひどい』

と関西ローカル番組でカミついていましたが、

開催中止で利益を失いたくないようにしか聞こ

えません」(経済評論家・斎藤満氏)


 日本にも“ぼったくり男爵”は存在する。


【転載終了】

***************************


 この人の背後にいる組織が問題ですね。


0コメント

  • 1000 / 1000