涙も枯れてきた 五輪強行ニッポンにあふれる「安っぽさ」!

二極化・格差社会の真相


【転載開始】


■涙も枯れてきた 五輪強行ニッポンに

 あふれる「安っぽさ」

 公開日:2021/06/16


 新書「安いニッポン」(日本経済新聞出版)

が売れている。

バブル期には“世界一高い”のが問題とされた

日本の物価も賃金も、今や最低レベルに成り

下がった衰退ぶりを、日経の中藤玲記者が

活写した。


 「安い」のは、だが経済だけの話ではない。

直近だと東京五輪の観客用健康管理アプリの

発注先について、

「ぐちぐち言ったら完全に干すから。一発、

遠藤のおっちゃん(信博・NEC会長)あた

りを脅しておいたほうがいいよ」

などと部下に指示していた事実が明らかに

なった平井卓也デジタル担当相あたりが好例

だ。


 公開された音声データも聞いたが、

この安っぽさは尋常ではない。

C級Vシネマに出てきそうな、三下中の三下

のどチンピラが、カタギ相手にイキがる醜怪

と言うべきか。


 どチンピラは、しかしこの国の、あろう

ことか市民を監視し、権力や巨大資本が都合

よく操る政府IT部門の胴元なのである。

デジタル庁創設をめぐる昨年10月の

オンライン意見交換会でも、彼は今後、

「マイナンバーカードを持たなければ生きて

いけない世界になる」と吐いていた。

“お上に平伏しないヤツは生きられなくして

やる”の意であることは言うまでもない。


 ところで、アベ、スガの両政権と、これに

近い人々は、東京五輪を中止したら、

「世界に笑われる」と主張してきた。

海外メディアの多くが中止を求めている現実

と照らせば奇異にも映るが、彼らの言う

「世界」は支配層のみを指し、五輪で増殖す

る東京変異株を感染させられていく一般市民

は視野の外なので、念のため。


 なるほど戦争や植民地支配を重ねてきた

元凶や、その末裔らにとっては、祭りの犠牲

は多いほど派手っぽくて楽しい、てなもんな

のだろう。

はたしてスガ首相は英国でのG7サミットで

東京五輪開催を表明し、各国首脳はこれを

支持したそうだ。


 一応は議論の真似事もしていたテレビ各局

も、これで一気に五輪推進に舵を定めるに

違いない。

その流れで開催に至れば、全国紙各紙だって、

大会スポンサーの本性むき出しで礼賛一色に。

結果、かねてスガ政権がほざいていた通り、

「開きさえすれば日本中が熱狂」の図がつくり

出されかねない恐怖を、私は否定できない。


 各地で強行続きの聖火リレーの現場では、

中学生ランナーの服や靴をスポンサー企業製品

に限定させたり、他社の自販機に幕をかぶせ

たりしていると聞く。

植民地根性も極まれり。安さ大爆発。


 もう涙も出ない。五輪など廃絶すべきである。


【転載終了】

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 安倍政権が8年間も続いたのは、水面下で

当時の菅官房長官が恫喝政治を敷いたから

ですね。

その手法はいま現在も継続されています。

それが顕著に表れたのが、

平井卓也デジタル担当相の恫喝指示です。


 その代わり、コロナなど対策が後手後手

に回ってしまうのが官僚のサポタージュか

も知れないですね。


 そりゃあ、菅に気に入らない事を提案し

て左遷されたらたまらないですからね。

指示されたことしかやらないのがベターで

しょう。


 実際、菅提案のふるさと納税に反対した、

総務省の次期事務次官候補が左遷されて、

積み上げてきたキャリアを潰されています

から。


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