五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で“空疎な嘘”連発!
LITERA
【転載開始】
■五輪の有観客開催強行のため菅首相が
会見で“空疎な嘘”連発!
インド型変異株拡大、サッカー南米選手権
で感染者続出の現実も無視
2021.06.17
※抜粋。
■「日本ではしっかり感染対策を講じる
ことができる」と言い張る菅首相
マスクと大声の応援禁止、直行直帰で感染
リスクを抑えられると考えているような人間が、
約1万人もの観客を入れて五輪を開催しようと
している・・・。
これだけで背筋が凍るが、さらに菅首相は本日
の会見で、真っ赤な嘘を堂々と言い張ったのだ。
会見では、ラジオ・フランスの記者が、選手
や関係者がたとえワクチンを接種し感染防止
対策をとっても100%の安全性を確保すること
はできないと指摘した上で、
「なぜ感染拡大のリスクや死者が出るリスクが
あっても、総理大臣は開催するのは大丈夫と
思っているのか。その理由はなんですか。ノー
と言えないことでしょうか。それともプライド
でしょうか。または経済の理由でしょうか」と
質問。
すると、菅首相は笑みさえ湛えた余裕の表情で、
こう言い切ったのだ。
「ノーもプライドも経済でもありません(笑)。
しっかり、日本においては、そうした外国から
来られた方を感染対策を講じることができるか
らであります」
いや、菅首相が開催に固執しているのは
「日本ではしっかり感染対策を講じることがで
きるから」などではまったくなく、総裁選と
解散総選挙を睨んだたんなる私利私欲じゃない
か。
しかも、「日本ではしっかり感染対策を講じる
ことができるから」と語ったあとに菅首相が
述べたその中身は「選手や関係者はワクチンを
打って来る」だの「日本に入る前に2回、PCR
検査」だの「選手は毎日検査する」というもの。
挙げ句、海外メディアの報道陣については
“移動する車両でもアクリル板を設置”と主張し、
「そうしたことをしっかりやるから海外から
来る人はリスクは非常に少ない」と述べたので
ある。
言うまでもなく、ワクチン接種をおこなって
いても感染する例は実際にあるし、
ワクチン接種を選択しない選手もいる。
また、陽性者が検査をすり抜けることもある。
だからこそ「100%の安全性を確保することは
できない」と指摘されていたのに、菅首相は
ワクチンと検査があれば万全だと言うのである。
だったら国民がもっと検査を受けられるように
するべきだし、ワクチンを国民の希望者に全員
接種を終えてから開催すべきではないか。
だいたい、菅首相はなにかあると
「安全安心の大会」と言うが、同じように
「安全」を謳い、いまブラジルでおこなわれて
いるサッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)
のお粗末な状況を知っているのだろうか。
■サッカー南米選手権は感染者続出で、選手が
サッカー連盟に「すべてはお前らのせいだ」
と抗議する事態に
コパ・アメリカは東京五輪と同じように昨年
開催される予定だったが新型コロナを理由に
延期となり、さらに開催地となったブラジル
では感染が拡大しており、世論調査では「反対」
が6割超えに。
さらに〈南米諸国の感染症専門家などからも
「複数の国から選手団を受け入れるのは問題
だ」といった批判が上がっていた〉という
(毎日新聞ウェブ版17日付)。
だが、大会を主催する南米サッカー連盟は
「世界で最も安全なスポーツイベントになる」
と発信。今月13日から無観客で開幕した。
感染拡大の最中の開催、開催反対の世論、
主催者の「安全」という掛け声・・・「無観客」
という点以外では東京五輪を彷彿とさせる
開催経緯だが、いざ開幕すると
「世界で最も安全なスポーツイベントになる」
というのが看板倒れであることが露呈。
というのも、大会では毎日PCR検査を実施し
ているというが、開幕早々から陽性者が続出
し、ブラジル保健省は15日、選手やスタッフ
33人を含む52人が陽性と確認されたと発表。
「サッカーダイジェスト」に掲載された現地発
の記事によると、選手の陽性者は23人にも
のぼり、これは参加10チーム全選手の約9%
にあたる陽性率になるという。
当然、選手からも主催に対する怒りの声が
あがっている。
たとえば、陽性反応が出たというボリビア代表
であるマルセロ・モレーノ選手は、自身の
インスタグラムにこう投稿したと前出
「サッカーダイジェスト」記事は伝えている。
「CONMEBOL(編集部注:南米サッカー連盟)
よ、見てみろ! すべてはお前らのせいだ。もし
誰かが死んだらどうする? 選手の命に価値は
ないのか!」
多くの人が抱いていた懸念が的中し、選手や
大会関係者に感染が広がっていくコパ・アメリカ。
しかも、コパ・アメリカは前述したように
参加チーム数は10というスポーツイベント。
200を超える国・地域から選手が参加し、
メディア関係者を含めると約8万人もの人びと
が集まる東京五輪は比較にもならないほど大規模
なものだ。
菅首相は「選手には毎日検査をする」ことを
安全対策として語ったが、コパ・アメリカの
ように連日陽性者が続出し、メダル数よりも
感染者数に注目が集まる
「一大クラスターイベント」になる可能性は
けっしてゼロにはできないものなのだ。
にもかかわらず、菅首相は
「ワクチンと毎日検査」を念仏のように唱え
るだけ。
さらにはコパ・アメリカとは違い、観客まで
入れて東京五輪を開催しようとしている。
これを恐怖と言わずしてなんと言うおうか。
菅首相が有観客に執着した結果、議論は
「開催か中止か」ではなく「有観客か無観客か」
にシフトし、いまや「観客は何人ならOKか」
という話にまで移っている。
しかし繰り返すが、人命第一ならば「中止」
の一択しかないのだ。
(水井多賀子)
【転載終了】
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尾見会長は20日に会見を開くのかも知れ
ませんが、17日の菅総理との会見同席で
20日の会見内容は効果が薄められてしま
った感がありますね。
それが菅官邸の狙いでしょうが。
いま、懸念なのはインド株ですね。
感染力が2倍ということもあり、感染拡大
スピードも単純に2倍と考えてもいいかも
知れないですね。
それ以上かも知れないですが。
問題は選手の感染だけではなく、国民が
どれだけ感染してしまうかです。
経済に与える影響は2022年末まで続くこと
も考えた方がいいでしょう。
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