コロナリバウンド地方拡大はデータで明らか・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■菅首相「全国的に減少傾向」は国民ダマシ!

 コロナリバウンド地方拡大はデータで明らか

 公開日:2021/06/30


 28日の羽田空港の検疫などの視察後、

菅首相は新型コロナの感染状況について

「全国的には減少傾向だが、首都圏では

やや増加傾向にある」と語ったが、

ミスリードだ。

すでにリバウンドは全国に拡大しつつ

あり、第5波が押し寄せている。


  ◇  ◇  ◇


 東洋経済オンラインが算出している

全国の実効再生産数(28日時点)は、

3日連続「1超」の1.04だった。

5月19日以降1を下回っていたが、

今月26日に1を超えた。

「1超」は感染拡大を意味する。


 首都圏は、埼玉1.23、東京1.17、

神奈川1.08、千葉1.03と全て1を超え

ている。

しかし、首都圏にとどまらない。

「1超」は24都府県と過半数を占め、

全国的にも「やや増加傾向」なのだ。


 秋田が3.4とワースト。

6月以降、感染者ゼロの日も少なくな

かったが、19日に開かれた秋田市の

イベントでのクラスターから、大学生

を中心に芋づる式に感染者が増加した。

連日、10人超が続いている。

29日は14人だった。


 1.43の福井も深刻な感染拡大に見舞わ

れている。

5月中旬以降、新規感染者数は1ケタに

抑えられていたが、今月中旬以降、

2ケタが常態化。

23日と24日は2日連続25人だった。

福井の人口は東京の18分の1なので、

東京なら450人のインパクトだ。

県は24日、独自の緊急事態宣言を発令

した。

県は

「福井市内の飲食店が集中するエリアの

感染が広がっています」

(コロナ対策チーム)と答えた。


■インド株とイベントで7月感染大爆発

 

 鳥取は2日以降、感染者ゼロが続いて

いたが、29日、4人の感染を発表した。


 優等生の秋田や福井で感染が拡大し、

最優等生の鳥取で久々に感染者が出るの

は、地方でもリバウンドが起きていると

いうこと。

なお、3県ともこれまでにインド株は見つ

かっていない。

鳥取の4人もスクリーニング検査の結果、

インド株ではなかった。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)が言う。


 「6月は梅雨でもあり、大きなイベント

も見当たらない。7月は夏休みや東京五輪

などがあり、一気に人の移動が増加するで

しょう。加えて、東京のインド株は7月

下旬には7割を占めるとされています。

その後、地方にも広がっていくでしょう。

人流増にインド株の要素が加わり、7月は

全国で過去にない規模の感染爆発の恐れが

あります」


 29日、北海道で初めて、インド株が確認

された。

これで日本列島全てで見つかったことになる。


 日刊ゲンダイの集計では、29日までに

25都道府県800人超のインド株の陽性者が

判明している。


 田村厚労相は29日の会見で

「再び宣言をすぐに出すことが効果として

どうなのか分析が必要だ」と悠長な様子

だった。

巨大な第5波にのみ込まれてしまうのか。


【転載終了】

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 我が県は、一進一退ですかね。


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