東京五輪は“無法地帯”開催へ一直線!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■東京五輪は“無法地帯”開催へ一直線!

 「濃厚接触者も出場可能」ならルール

 はなし崩し

 公開日:2021/07/03


 東京五輪開幕まで3週間を切り、

海外選手団の入国が本格化している。

今月1~4日の4日間で18の国と地域

から約400人が来日する予定だが、

東京のコロナ感染者は増加傾向。

さまざまな種類の変異株の持ち込みも

懸念されており、「ザル」と酷評され

てきた水際対策や入国後の感染対策は

より厳しいルール作りが求められている。


 しかし、IOCや政府、組織委はその

手綱を締めるどころか、緩めるつもり

のようである。


 今もなお、選手が濃厚接触者に認定

された場合の出場可否についての

ガイドラインは完成していないが、

先月30日、野党とのコロナ対策合同会議

の際に内閣官房担当者が

「濃厚接触したということで14日間隔離

してしまうと、試合に出ることができな

くなってしまう」と、濃厚接触者の隔離

免除を検討していることを明かした。

しかもその理由が「五輪は4年に1度の

大会で、選手が一生懸命努力を重ねて

ようやく東京大会に来られた方々」だと

いうから、聞いて呆れる。


 今年3月のバドミントン全英オープン

では、インドネシア選手団が乗った

イギリス入国時の航空機にコロナ感染者

が同乗していたことが判明。

英国政府の規定で10日間の隔離が必要と

なり、全選手が棄権を余儀なくされた。

1試合も出場することなく、

自国へトンボ返りした選手もいた。

現在開催中のウィンブルドンでも、

ヨハンナ・コンタ(英=世界ランク31位)

が、チームメンバー1人にコロナ感染者

が出たため、濃厚接触者に認定されて棄権

した。


■不正や隠蔽の温床になる恐れ


 今年5月にクラスターに見舞われた

プロ野球の広島の例でもわかるように、

選手からコロナ感染者が出れば、

コーチやチームメートに感染が広がったり、

濃厚接触者に認定される可能性が高い。

コンタクトスポーツなら対戦相手もその恐れ

が出てくる。

内閣官房の担当者に限らず、政治家や組織委

の人間が真顔で筋の通らないことを言うのは、

ルールを厳しくすればするほど、競技が成り

立たない恐れが出てくることを分かっている

からだろう。


 「IOCや政府、組織委は、なし崩し的に

ルールを緩めかねません」とは、放送関係者。

 「選手は抗原検査を毎日受けますが、

ドーピング検査とは違い、検査の検体

となる唾液は各選手団のコロナ対策

責任者による監督のもと、選手の各部屋

などで採取する見通し。密室ゆえに、

他人の唾液を入れるなど不正の横行が

懸念されている。仮に濃厚接触者が大量

に出ようものなら、“隠蔽”しようとして

もおかしくない、という声すらあります

から」


 ただでさえ「バブル方式」の穴を指摘する

声がある中で、「東京無法地帯」はすぐ

そこまで来ている。


【転載終了】

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 選手村や都内、事前合宿県などで感染者

がでないことを祈るしかないですね。


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