民意は歴然「五輪NO」・・・

巻頭特集


【転載開始】


■民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも

 自民惨敗の分析と今後<上>

 公開日:2021/07/05


 自民党総裁の菅首相は雲隠れ、東京都の

小池知事は入院。

秋までに実施される衆院選の前哨戦に

位置付けられ、4日投開票された都議選は

「選挙の顔」が表舞台に姿を見せない異様

な戦いだった。

自公が過半数を取り戻し、小池子飼いの

都民ファーストの会はボロ負け――。

情勢調査などではこう伝えられてきたが、

フタを開けてみれば“女帝”の目くらましで

最終盤にどんでん返し。

大メディアがどう書こうが、自民は

「歴史的大惨敗」を喫したと言っていい。


 自民は第1党を奪還したものの、

首の皮一枚。

獲得議席数は4年前に次ぐヒドさで、公明党

と合わせても過半数は程遠い。

「東京五輪NO」の民意は歴然である。


 世論の大半が今夏の開催に反対する五輪は、

18日後に迫っている。

開催都市の東京では新型コロナウイルスの

感染が再拡大中だ。

新規感染者数の増加に伴い、医療提供体制も

苦しくなり、一部の指標はすでに緊急事態

宣言発令の目安となる

ステージ4(爆発的な感染拡大)に達して

いる。


 にもかかわらず、五輪の熱狂に乗じた内閣

支持率回復と衆院選勝利をもくろむ菅政権は、

適用中のまん延防止等重点措置の延長で

危機的状況をごまかす腹積もり。

お祭りムードを盛り上げる「有観客」に

いまだにしがみつき、科学的知見を無視して

都民の健康も生命もないがしろだ。


 「都議選の情勢が大きく変わった潮目は、

ワクチンをめぐる大混乱と小池知事の過労

ダウンです。『安全・安心な大会を実現す

る』と訴える菅総理の号令一下、ワクチン

接種が加速しましたが、五輪開幕直前に供給

が先細り。自治体向けの米ファイザー製の

配送が減り、職域接種に振り向けた米モデ

ルナ製も需要をまかなえず、新規申請受け

付けが突然停止。自治体予約もストップし

てしまい、政府の新型コロナ対応に不満を

持っていた世論の怒りに火がついてしまった。

それに、9日間も公務を離れて入院した

小池知事の弱々しい姿にも同情が集まって

しまった」(自民党関係者)


 療養明けの小池はラストサタデーに電撃的

に激戦区入り。

番狂わせを演出したわけである。

いずれにせよ、この選挙結果がポンコツ首相

への不信任、バカげた五輪強行への拒絶で

あるのは明々白々だ。


■街頭にも立てず、惨敗した菅首相はどの

 ツラ下げて五輪をやるのか


 情勢調査で「獲得議席50超」とも伝えられ

た自民は「自公与党で過半数」を合言葉に、

連日のように党幹部や閣僚が選挙区入り。

国政選挙並みの態勢で戦った。

その一方、「党の顔」の菅がマイクを握ったの

は、党本部前の告示日第一声のみ。

街頭に一度たりとも立たず、応援演説にも一切

入らなかった。

人が集まらずに恥をかくぐらいならいい方で、

ノコノコ出てこようものなら石もて追われかね

なかったからだ。


 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。


 「争点となった五輪をめぐり、共産は中止、

立憲は延期か中止、都ファは無観客を訴えて

選挙戦を戦った。五輪強行の菅首相が遊説し

ていれば自民は獲得議席数をさらに減らし、

目も当てられない結果を招いたのではないか。

国政選挙の縮図ともいわれる都議選で時の

首相が告示日以外に姿を見せなかったのは、

女性スキャンダルで猛反発を招いた宇野宗佑

元首相以来です。宇野政権下の1989年の

都議選で自民は史上初の過半数割れとなり、

1カ月後の参院選でも初めて過半数を割り

込んだ。参院選惨敗の責任を問われる形で

宇野首相は退陣しましたが、この流れを彷彿

とさせる展開です」


 4年前はモリカケ問題の渦中にあった

安倍前首相ですら、少なくとも3回応援に

入った。

もっとも、ラストサタデーに秋葉原で

「こんな人たちに負けるわけにいかない!」

とイキリ立ち、歴史的敗北を招いたわけだが、

“菅隠し”でもこのありさま。

楽々圧勝ムードが一変、あり得ない惨敗を喫し

たポンコツは、どのツラさげて五輪をやると

いうのか。


【転載終了】

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 今回も、「五輪反対する人達は反日・・・」

という、安倍発言が少なからず影響してい

たでしょうね。


 余計なところにしゃしゃり出て、余計な

一言を言うのがこの方の特徴ですね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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