菅政権がIOCと“五輪ファミリー”を優遇するウラ事情!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「観客上限」決定へ 菅政権がIOCと
“五輪ファミリー”を優遇するウラ事情
公開日:2021/07/07
東京五輪の観客上限は、8日開催される
政府や組織委員会などの5者協議で決定
される見込み。
新型コロナの感染が拡大するさなか、
専門家からは「無観客」を求める声が上が
るが、それでも菅政権は一部会場を
「有観客」にし、さらに、
IOC(国際オリンピック委員会)の関係者や
スポンサーら“五輪ファミリー”の特別枠に
ついても、圧縮した上で入場を認める方針
というのだから、大炎上必至だ。
◇ ◇ ◇
「国立競技場の客席スタンドで、感染
リスクが下げられることが分かりました」
6日の会見で「観客を入れてもOK」と
言わんばかりの発言をしたのは萩生田文科相
だ。
スパコン「富岳」を使い、観客1万人の中
に10人の感染者がいる前提で、国立競技場
での感染リスクを試算した結果を発表して
みせた。
一方、特別枠の存在について問われた
丸川五輪相は
「具体的な案が議論されているわけではない」
とスットボケ。
結局、小規模会場での「有観客」と特別枠の
入場をシレッと決めてしまう腹積もりだろう。
さすがにSNSでは、
〈あまりに露骨な特別待遇〉
〈五輪ファミリーの“おもてなし”に税金使う
な!〉などと批判続出。
なぜそこまでして五輪ファミリーを入場させ
たいのか。
「ぼったくり男爵」などと揶揄されるIOCの
“貴族”を優遇したら、批判を浴びるに決まって
いるだろう。
「IOCがどうしても特権を手放したくない
のです」
と言うのは、東京五輪関連の著書がある作家の
本間龍氏だ。
「主催者として開催地に赴き、関連するVIP
客を少数でもいいから招待する。この特権こそ
が、自分たちの存在価値を維持する上で重要な
鍵であると考えているのでしょう。特に、感染
拡大により一般観客数が制限されればされるほ
ど、VIP席のプレミア感は高まる。招かれたVIP
はご満悦でしょう。菅政権はそんなIOCにあら
がうことができないのだから情けない限りです」
■IOCとスポンサーの“ご意向”
スポンサー枠をかたくなに維持する理由も
ハッキリしている。
「スポンサーとしてはビジネス上“接待枠”を
確保しておきたい。取引先幹部に『ご家族と
一緒にどうぞ』などと言って枠を提供するの
です。こういった接待でビッグビジネスに
つながった例は枚挙にいとまがありません。
菅政権もそんなスポンサーの意向を無視でき
ない。自民党が複数のスポンサー企業から巨額
の献金を受けているのだから当然です」
(大会関係者)
五輪ファミリーの中でもVIPクラスの関係者
になると、都内3つ星ホテルにタダ同然で宿泊
可能。
新型コロナの感染拡大が止まらない中、国民
はイベント参加や飲食店利用など、あらゆる
行動の自粛を強いられているのに五輪ファミリー
に特権を与えるなど、どうかしている。
「5者協議では、特別枠の数を絞ってくるで
しょう。とはいえ、少数でも海外からの入国を
認めるわけですから、感染拡大リスクを高める
のは明白です。それに、チケットを買ったのに
再抽選ではじかれてしまう人に対し、組織委は
どう説明するのでしょう。観戦したかったのに
チケットが『無効』になってしまう人がいる
一方、特別枠で優遇されるVIPがいる。誰も
納得しないでしょう」(本間龍氏)
本来、菅首相は「『特別枠』は廃止だ!」と
ブチ上げるべきだろう。
【転載終了】
*************************
この政権は、国民のことをどれだけ考えて
いるのか。
0コメント