東京五輪900億円チケット収入ほぼパア・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京五輪900億円チケット収入ほぼパア・・・
早くも始まった醜い損失の押し付け合い
公開日:2021/07/10
突き放すような口調だった。
「それは、組織委員会が精査をして
いくと認識している」
丸川珠代五輪相のセリフである。
自身も出席した8日の5者協議で、
1都3県の会場で無観客開催が決まった
東京五輪。
これにより、組織委が見込んでいた
約900億円のチケット収入の大部分が
消滅する。
9日の閣議後の定例会見で、その費用
負担や責任主体について聞かれ、
「まずは、組織委で具体的な検討が進め
られる」との認識を強調。
ネット上には、
<まるで他人事>
<金を出す気がないんだろ>
などの意見があふれた。
開催都市契約では、五輪開催で組織委が
赤字に陥った場合、その補填は東京都が
担う取り決めになっている。
都が補填しきれないときは、
「日本国政府が国内の関係法令に従い、
補填する」となっているが、約1兆円あった
都の財政調整基金はコロナ対策でスッカラカン。
2021年度都税収入も前年比で約4000億円減
となる約5兆円にとどまる見通しだ。
ただでさえ、招致段階で「コンパクト五輪」
をうたった東京大会の開催費用は、
当初の7340億円から1兆6440億円に膨れ
上がった。
これは12年ロンドン大会を抜いて史上最高額。
今となっては「コンパクト」が聞いて呆れるが、
そのうち東京都は1年延期による追加費用
1200億円を含む7170億円を負担することに
なっている。
財政難が現実味を増す東京都では、とても賄い
きれないのが実情だ。
にもかかわらず、丸川大臣は5月の時点で
「東京都の財政規模を踏まえると、組織委の
財政不足を補填できないことは想定しがたい」
と先手を打つように東京都を牽制。
そのうえ900億円ものチケット収入がなくなる
ことになってもまだ、国の補填に対して明言を
避けている。
今後、組織委と東京都、国の醜い責任の押し
付け合いが始まるのは間違いない。
【転載終了】
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元組織委の職員さんの内部事情を話して
いましたが、IF(国際競技連盟)が全ての
調達品を仕切るようですね。
要するに、国内で調達すれば1000万円の
ものを、ドイツ(例えば)から調達したり
で予算が膨らんでいく仕組みをです。
予算が5倍くらいになるようです。
たった2ヶ月のために豪華の調度品を飾ると
か。
酷いもんです。
アスリートファーストは建前で、自分たち
のための五輪ですね。
要するにアスリートを利用しているだけとし
か思えないですね。
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