NHK時代、安倍晋三と岩田明子記者の圧力で・・・

LITERA


【転載開始】


■『報ステ』新キャスターに決まった大越健介

 に期待!

 NHK時代、安倍晋三と岩田明子記者の圧力で

 『NW9』キャスターを追われた過去

 2021.07.09 ※抜粋。


・・・・・


■予定外だった『ニュースウオッチ9』

大越キャスターの交代 その裏に安倍官邸が・・・


 安倍政権のメディア支配が限度を超える域

にまで達してきた。

テレビ朝日の人気報道番組『報道ステーション』

で「I am not ABE」と発言した元経産官僚の

古賀茂明氏が官邸の猛抗議を受け、同氏を起用

し続けたプロデューサーともども“粛清”される

ことになったことはすでに当サイトでも報じた

が、こんどはNHKの看板番組『ニュースウオッチ9』

である。


 同番組で5年間、キャスターを務めた

大越健介氏が今日で降板するのは既報のとおり

だが、実はこの人事、「安倍官邸の意向」に

よるものだったというのである。

23日発売の「週刊現代」(講談社)が

〈左遷! さらば、NHK大越キャスター エースは

なぜ飛ばされたのか〉というタイトルで舞台裏

を詳報している。


 「まさに青天の霹靂でした。NHK局内の現場

でも、誰もこのタイミングで大越さんが降りる

とは思っていなかった。まさに異例のキャスター

交代ですよ」


 同記事は、そんな記者の言葉から始まる。

NHKでは毎年秋ごろ、幹部による

「キャスター委員会」という会議が開かれ、

各番組の次年度のキャスターを誰にするかが

話し合われる。

春の番組改編でキャスター交代の可能性があれば、

ここでリストが挙げられ検討される。

昨年秋の委員会では『ニュースウオッチ9』の

キャスター人事は俎上にすら上がっていなかった。


 それが昨年暮れ、総選挙で自民党の圧勝が

決まったころから雲行きが怪しくなった。

大越氏は12月のある日突然、上層部から呼び

出され、降板を言い渡された。

なぜこのタイミングなのか、もう少しやらせて

欲しいと食い下がったが、幹部は聞く耳を持た

なかったという。

一組織の人事とはいえ、視聴者からの好感度も

高い人気キャスターを、こうも強引に切って

しまっていいのだろうか。


 “大越おろし”の原因はいうまでなく、

ニュースの間にはさむコメントが

「安倍官邸のお気に召さなかった」ということ

らしい。

とはいえ所詮はNHKの番組である。

いくら大越氏が従来のNHKの枠を越えた

「モノを言う」キャスターだったとはいえ、

“歯に衣着せぬ”といった物言いではなく、

ごくごく当たり前の内容を穏当な言葉で話す

だけだった。

例えば、大越氏は事故後の福島第一原発サイト

に過去6回、足を運んでリポートをするほど

原発問題に関心が強かった。

昨年2月に訪れた際には、次のような言葉で

締めくくった。


 「(原発)再稼動の申請が相次いでいますが、

自然ははるかに人間の想定を超える力を発揮

しうるという教訓に立ち、慎重な上にも慎重

な安全確認が行われなければならないでしょう」


 これだけだ。反原発でも何でもない。

また、一部報道では大越氏がブログで原発再稼動

に慎重な姿勢を見せていたことが問題視された

との指摘があるが、実際に調べてみると、

〈原発事故の教訓はどうなったのか〉

〈(福島原発事故は)原子力の安全神話を崩壊

させ、技術への過信に大きな警鐘を鳴らした〉

といった程度の記述だった。


■安倍首相は大越キャスターがコメント

 を始めると「また始まったよ」と舌打ち


 昨年7月には原発の件とは別に 、大越氏の

コメントにNHK経営委員会で当時経営委員

だった安倍晋三首相の盟友、百田尚樹氏が

噛みつき、ネットで炎上しかかったことが

あった。

大越氏は、在日コリアン3世の結婚観の

リポート後、次のように発言したのだ。


 「在日コリアン1世の方たちというのは、

1910年の韓国併合後に強制的に日本に連れ

て来られたり、職を求めて移り住んで来た

人たちで、大変な苦労を重ねて生活の基盤

を築いてきたという経緯があります……」


 いったいどこが問題なのか分からない人も

多いと思うが、「強制的に連れて来られた」

というのがNGワードだったようだ。

百田氏はNHK理事に向かって、

「日本が強制連行したと言っていいのか。証拠

はあるのか。NHKとして検証したのか」と執拗

に迫ったという。

いずれにしても、一般の人にとってはごく

当たり前の発言も、安倍政権や安倍一派の琴線

に触れると「許せん」となるらしい。

前出の「週刊現代」の記事にもこんな証言が

紹介されている。


 〈ある大手紙政治部記者が語る。

「安倍首相は公邸か自宅で9時のニュースを見る

ことが多いのですが、大越キャスターの話すこ

とがいちいち癇に障るみたいです。一度、私が

公邸で同席したときには、して『また始まった

よ』とぼやいていました」〉


 そして、記事はこう分析する。


 〈戦後70年という節目を迎える今年は、安倍

談話の発表があるし、集団的自衛権についても

議論が白熱するだろう。官邸にとってみれば、

そんなデリケートな時期に、大越氏のような

人材は目障り以外の何物でもない〉


 なんともケツの穴の小さい話である。

こうした「官邸の意向」は逐一NHK上層部に伝え

られ、選挙圧勝を合図に一気にコトが動いたよう

なのだ。

官邸とNHKの間には菅義偉官房長官と

籾井勝人会長のホットラインの他に、さまざまな

レベルのパイプがある。

そして、今回の人事のキーマンならぬキーウーマン

だったのではないかといわれているのが、

政治部で大越氏の後輩だった同局のエース記者

といわれる岩田明子解説委員である。


 1970年生まれ、東大法学部卒の才女で、地方局

での駆け出しの頃から特ダネ記者として鳴らして

いた。

小泉政権下で安倍首相が官房副長官だったときに

番記者となったのがきっかけで安倍氏に食い込み、

いまや「安倍首相にもっとも近い記者」

「自宅にも出入りできる数少ない記者のひとり」

として知る人ぞ知る存在だ。同僚記者はこう語る。


 「番記者時代に安倍さんの私邸の近くにマン

ションを買って引っ越すほど仕事熱心で、 週刊

誌に“安倍ストーカー”と書かれたほど。政権中枢

がネタ元としか思えないスクープをバンバン

取ってきたのはいいのですが、安倍さんの退陣

直後は頬がそげ落ち、激ヤセするほどの心労で

した。もちろんいまは安倍さんの復活とともに

元気になり、表舞台でも活躍するようになりま

した」


■安倍の“NHK内代理人”岩田明子記者にも

 にらまれ、安倍と官邸の意向が上層部に


 岩田氏の“復活”をまざまざと見せつけたのが、

2013年10月に放送されたNHKスペシャル

『ドキュメント消費税増税 安倍政権 2か月の

攻防』だ。

番組冒頭は「NHKのカメラが今回初めて

総理大臣執務室に入りました」という

ナレーションで始まって、安倍首相が消費税

増税についてどんな覚悟と勇気を持って決断

したかが描かれた、完全な政権ヨイショ番組

だった。


 記者として取材対象に食い込むことはもちろん

大事だが、岩田氏の場合、露骨な安倍応援団、

あるいは指南役になってしまっていた。

最近は解説委員として顔出しで政治解説をする

ことも多いが、安倍政権にネガティブな情報が

出ると、さりげなくフォローのコメントをはさむ

シーンがたびたびだ。

先の「週刊現代」には、元政治部記者のこんな

コメントが出ている。


 〈「あくまで報道は中立であるべきと考える

大越さんは、以前から岩田さんの取材姿勢を

疑問視していました。逆に岩田さんは、大越

キャスターのコメントのしかたに不満がたま

っているようです」〉


 その岩田氏が今回、確執もあいまって

大越おろしに動き、安倍首相や官邸の意向を

伝書鳩のようにNHK上層部に伝えていたので

はないかといわれているのだ。


 いずれにせよ、こうしたさまざまな

チャンネルからの圧力によって、大越氏を疎ん

じる空気がNHK内部に共有され、今回の降板

人事につながっていったのは間違いない。


 もっとも、当の大越氏は降板が発表されて

以降は吹っ切れたのか、むしろ絶好調だ。

2月25日の放送では村山富市元首相に

インタビューし、戦後70年の安倍談話を牽制

してみせた。

そして、同日付のブログには

〈安倍総理は、村山談話をどう引き継ぐのか。

(中略)全体的に引き継ぐとしながら、村山

さんが言うキーワードを使うかどうかは霧の中だ〉

と書いた。


 3月25日の放送では、辺野古基地建設を巡って

沖縄と安倍政権が真っ向対立する中、

自ら翁長雄志知事と菅官房長官の双方に個別

インタビューをして、それぞれの言い分をいっさい

のコメントなしにそのまま出した。

翁長知事の

「日本の0.6%の土地である沖縄に、米軍基地の

74%を押し付け続け、さらにまた沖縄県の民意

に反して新たな米軍基地建設を強行する。私は

自民党、保守の政治家として日米同盟の重要性は

認めるが、こんなことをしていたら、その日米

同盟が危うくなる」というコメントに菅官房長官

はまったく反論できていなかった。


 今日の最終回、大越キャスターはいったい

どんな内容の解説をして、どんなコメントを

発するのか。

もちろん、大越氏はNHKを退職するわけではない

ので限界はあるだろうが、ジャーナリズムの

独立性を守るためにも最後の一刺しをぜひ期待

したい。

(野尻民夫)


【転載終了】

***************************


 安倍官邸が中立を守る優秀な

キャスターを何人降板させてきたで

しょうか。


 もはや、NHKは公共放送とは言え

ませんね


 この国のマスコミは、上から下まで

ヒラメ社員だけになってきているので

しょうね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000