感染情報を徹底隠蔽する組織委の恥さらし!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■選手村滞在選手から初のコロナ陽性が・・・

 感染情報を徹底隠蔽する組織委の恥さらし

 公開日:2021/07/19


 開催機運が高まらないまま、東京五輪の

開会式が4日後に迫り、各国代表団の来日

がピークを迎えている。

本番が近づくにつれ、大会関係者の

新型コロナウイルス感染者数も増加。

18日は選手村に滞在中の選手2人の陽性も

初めて判明した。

組織委員会は「プライバシー」をタテに

詳細情報をひた隠しにしたが、南アフリカ

スポーツ連盟・オリンピック委員会

(SASCOC)が自国関係者だと発表するや、

追認する大マヌケぶり。

水際対策はザル、情報は隠蔽。

世界に恥をさらす狂気の祭典になること

請け合いだ。


 ◇  ◇  ◇


 海外メディアの報道を受けてSASCOCは

18日の夜、選手村入りしたサッカー

男子選手2人と関係者1人の感染を発表。

南ア代表は22日の1次リーグ初戦

(東京・味の素スタジアム)で日本代表と

対戦する。

昼間の会見で組織委はこの3人が

「同じ国、同じ競技」としか説明せず、

国名、年齢、性別などを含め、詳細を明か

さなかった。

ところが、南アの動きで一転、認めざるを

得なくなったのだ。


 組織委の隠蔽体質は筋金入りだ。

公式ホームページで〈大会関係者と観客の

新型コロナウイルス感染症の陽性者情報を

下記のように公表すると共に、注意喚起と

各種対策を講じて感染拡大防止に取り組ん

でまいります〉とうたい、

「東京2020大会関係者の発症状況」を随時

アップしているが、どういうわけか英語版

のみ。


 項目は公表日、陽性判明日、属性、

居住者か非居住者か、14日間の隔離期間

を終えていたのか、など。

最新データ(18日現在)によると、

今月1日以降、計55人の感染が判明。

内訳は業務委託スタッフ29人、

大会関係者16人、報道4人、選手4人、

組織委スタッフ2人だ。

隔離期間を終えたかどうかは、半数超の

32人が「非公表」となっている。


■「情報を隠すほど政府が嫌う風評や

 デマが飛び交う」


 一方、COC(チェコオリンピック委員会)

も18日、来日した代表チームスタッフの

陽性が確認されたと発表。

成田空港で実施された抗原検査、続いて

行われたPCR検査で判明し、機内の

濃厚接触者と共に隔離中だという。


 この件について組織委はいまだ言及して

いない。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)はこう言う。


 「南アやチェコの対応は極めてまっと

うです。米前大統領や英首相が感染した

ように、いつ誰が陽性になってもおかし

くない。リスク管理の面でも適切な情報

の開示・共有が欠かせないのに、統制を

敷くとは強権国家そのもの。情報を隠せ

ば隠すほど、政府が嫌う風評やデマが

飛び交うことになり、無用な混乱を招く

だけです」


 検査態勢も相変わらずザルのまま。

空港検疫も毎日のチェックも、最初は

抗原検査。

陽性と出れば精度が高いPCR検査で

再検査する。


 「抗原検査頼みの水際対策の失敗で

変異株の流入を許しているのに、なぜ

やり方を変えないのか。直ちにPCR

検査に切り替えるべきです。政府は

IOC(国際オリンピック委員会)の

バッハ会長に遠慮しているのでしょ

うか。『来日する関係者の大半が

ワクチン接種済み』『リスクを持ち

込むことは絶対にない』と言ってい

ましたから、陽性者がどんどん出た

ら都合が悪いのか。これ以上、日本

の恥を世界にさらすのはやめてもら

いたい」(前出の中原英臣氏)


 もはや「安全安心」は、デタラメ

の代名詞となりつつある。


【転載終了】

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 兎に角、情報は必ず開示しないと

信用をなくすだけです。


LC=相棒's のじじ~放談!

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