菅首相、ワクチン枯渇“土下座交渉”も思惑また外れ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■菅首相がファイザーCEOを国賓級おもてなし

 ワクチン枯渇“土下座交渉”も思惑また外れ・・・

 公開日:2021/07/24


 盛り上がりに欠ける中、東京五輪が開幕

したが、選手以上にもがいているのが菅首相

だ。


 23日は、新型コロナウイルスワクチンを

世界に供給する米製薬大手ファイザーの

ブーラCEOを、東京・元赤坂の迎賓館に招い

て会談。

外国の国王、大統領、首相らの賓客を迎える

国の施設で朝食も振る舞い、国賓級のおもて

なしだ。


 ブーラ氏はIOC(国際オリンピック委員会)

にワクチンを無償提供したことなどから、

開会式に出席するため来日中で、

ワクチン担当の河野行革担当相も同席。

10月以降に予定している供給分の前倒しを

要請したという。

しかし、成果についてのアナウンスはない。


 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。


 「ワクチン接種を『最後の切り札』と繰り

返す首相は、希望者への接種完了について

『10~11月までの早い時期』と前倒しに言及

しましたが、肝心の弾が圧倒的に不足してい

る。焦りは相当でしょう。4月の訪米の際も

ブーラCEOとの直接会談で追加供給を要請し

ようと試みましたが、対面を断られ、ワシン

トンとニューヨークを電話でつなぐ疑問だら

けの会談で面目を潰された。それで、一民間人

に過ぎない企業トップを五輪のドサクサに

まぎれて国賓接遇し、機嫌を取って要求をのま

せようというのでしょう」


■小林賢太郎氏のスピード解任も忖度


 ファイザーからは6月までに1億回分、

7~9月に7000万回分、10月以降に

2000万回分の供給を受けることになって

いるが、足元のワクチン不足は深刻だ。

全国の自治体で予約キャンセルや新規申し

込みの停止が相次ぎ、秋までに実施される

衆院選の前哨戦に位置付けられた都議選で

自民党は“惨敗”。

内閣支持率も30%を割り込み、「危険水域」

に突入している。


 「ホロコースト問題で開閉会式の演出担当

だった小林賢太郎氏がスピード解任されたのは、

官邸の強い意向が働いたからです。菅首相が

『言語道断』と強い言葉で非難したのも、

ブーラCEOがユダヤ系で、両親がホロコースト

の生存者であるというバックグラウンドを忖度

したからではないか。ワクチン頼みの精神論で

突っ走った結果の土下座交渉です」

(角谷浩一氏)


 ブーラ氏は菅との会談後にツイッターを更新

し、

〈2022年4月までに米国にさらに2億回分の

ワクチンを供給する〉などと書き込んでいたが、

日本については言及ナシ。


 ことごとく外してきた菅首相の思惑は、

またも外れることになるのか。


【転載終了】

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 やることなすこと裏目に出てますね。


 五輪強行がさらに追い打ちをかける結果

にならなければいいのですが。


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