五輪警備応援の警察施設で集団コロナ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■五輪警備応援の警察施設で集団コロナ
劣悪な宿泊環境と地方感染拡散の危険性
公開日:2021/07/27
東京五輪の警備を担当する警察官に
新型コロナウイルスの感染がジワジワ
広がっている。
五輪の警備には、全国の警察から
約1万2000人が派遣されている。
25日は兵庫県警機動隊の20~30代の
男性5人の感染が判明。
前日24日にも同隊の同4人の感染が
明らかになったばかりだった。
今月2日には秋田県警の20代男性巡査長
の感染が初めて確認されるなど、
感染者は計11人になった。
兵庫県警の5人は今月上旬に東京入り。
府中市の警察施設で同僚らと共同生活を
送り、19日と22日に都内の競技場で警備
を担当していた。
「もともと兵庫県警の警察官100人は、
同じフロアで集団生活をしていた。本人
たちは『飲酒はしていない』と言ってお
り感染源は不明ですが、100人はフロア
に2カ所あるトイレと洗面所を共用し、
感染した5人は同じトイレと洗面所を
使っていた。隊員の感染を受けて、その
うち50人を都内の別の施設に移して隔離
していましたが、その中の5人が今回、
PCRと抗原検査で陽性が確認されました」
(警視庁関係者)
自治体によっては警察官もワクチンの
優先接種の対象となり、警視庁の職員は
6月8日から接種を開始した。
ただ、各県警によって対応はバラバラで、
1回しか接種できなかったり、中には
1回目の接種も間に合わず派遣された
警察官もいる。
■8人部屋でマスクしたまま就寝
「五輪の派遣スケジュールはすでに決まっ
ていたが、ワクチン供給のタイミングは地方
によってばらつきがあり、3週間や4週間の
間隔を空けて2回接種するのが物理的に不可
能だった。また一部の警察では、優先接種を
『一般の人の理解を得られないのでは』と
いう理由で断ったケースもあったそうです」
(地方の警察関係者)
共同生活を送る劣悪な環境も拍車をかける。
「兵庫県警が宿泊する施設は個室ですが、
他の県警はプレハブで、4人部屋、8人部屋
なんてところもあります。緊急事態宣言下で
外出なんかしてバレたら何を言われるか分か
りませんから、仕事が終わると部屋に閉じこ
もり切りで、食事は基本、弁当です。まだ
ワクチン接種が終わっていない隊員もいるの
で、クーラーの効きが悪い大部屋で、『マス
クを着けたまま寝ろ』と、きつく命じられて
います」(地方から派遣された隊員)
長期間の共同生活で感染し、五輪閉幕後、
1万2000人が地方に戻り感染を拡大させない
ことを願うばかりだ。
【転載終了】
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やはり、五輪後の感染拡大が不安に
なりますね。
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