厚労省が五輪開幕3日前の「ラムダ株の国内初検出」を隠蔽していた!

リテラ


【転載開始】


■厚労省が五輪開幕3日前の

 「ラムダ株の国内初検出」を隠蔽していた!

 2021.08.08 


 厚労省が五輪開幕3日前の

「国内初のラムダ株」を隠蔽!

海外メディアの追及で渋々発表したが

五輪終了まで公表しない方針だった。


 一昨日8月6日、厚生労働省が、国内で

はじめて、新型コロナの変異ウイルス

「ラムダ株」が見つかったことを明らかに

した。

羽田空港の検疫所で新型コロナウイルスへの

感染が確認された女性から検出されたという。


 周知のように、ラムダ株は、ペルーで最初に

報告されて以降、南米を中心に感染拡大して

いる変異株で、現在、日本を席巻している

インド由来のデルタ株よりもさらに感染力が

強く、ワクチンが効きづらい可能性も指摘され

ている。


 感染がさらに深刻化することが心配されるが、

もうひとつ問題なのは、政府がこのラムダ株

検出という事実を隠蔽していたことだ。


 実は、羽田空港の検疫所でラムダ株が検出

されたのは7月20日。

日本の国立感染研究所も同日、この事実を確認

し、感染症の国際データベースであるGISAID

に感染性の高いラムダ変異体が国内で発見され

たことを報告していた。

ところが、日本国内では、厚生労働省も内閣官房

も感染研も一切、その情報を公開しなかった。


 しかし、ジャーナリストのJake Adelsteinと

Chihiro Kaiが、GISAIDに出された報告を発見。

感染研や厚生労働省に取材した上、6日朝、

日本ウォッチを続けているwebサイト

「Japan Subculture Research Center」と

アメリカのリベラル系ニュースサイト

「DAILY BEAST」などで報道した。


 そのため、6日夕方になって、慌てて、

厚生労働省が事実を認め、国内のマスコミ向け

に公表したということらしい。


 ラムダ株検出の事実はもちろん、7月20日の

時点で厚労省にも情報が上がっている。

つまり、厚労省は2週間以上もこの事実を隠し

続けていたということだ。


 この隠蔽の背景にあるのは、おそらく東京五輪

への配慮だろう。

ラムダ株が発見されたのが、東京五輪開幕3日前

だった7月20日だったため、東京五輪への反対論

に火がつくのを恐れたため、隠したのだろう。


 実際、Jake AdelsteinとChihiro Kaiによる

「DAILY BEAST」の記事では、国立感染研の

職員が匿名でこう証言している。


 「通常、新しい変異株が見つかると、情報は

すぐに公表されるが、今回は公表されない」

「この情報はオリンピックが終わった後に報告

するのが最善であるというコンセンサスが厚生

労働省にあった」


 そう、厚生労働省は、東京五輪が終わるまで、

この国内初のラムダ株検出というニュースを

隠し通すつもりだったのである。


 周知のように、五輪をめぐってはこの間、

政府・組織委・東京都が都合の悪い情報を

とにかくひた隠しにするということが行われて

きた。

海外の選手やスタッフのコロナ感染、バブルの

破綻、濃厚接触者をめぐるなし崩しのルール

変更、都民向け療養施設の五輪転用なども、

メディアや野党の追及があって始めた明らかに

なったもので、自ら積極的に情報開示したもの

はひとつもない。


 しかし、まさか感染状況を劇的に悪化させる

可能性のあるラムダ株の検出まで、五輪のため

に隠蔽するとは……。


 今回はたまたま、国際的なデータベースに

報告があげられ、海外のメディアがそれを追及

したから認めたが、この調子では、他にも隠蔽

している情報がたくさんあるのではないかと

疑わざるをえない。


 たとえば、今回、明らかにされたラムダ株は

羽田空港の検疫所で見つかったものだが、

もしかしたら、都内で検出されたラムダ株を、

厚労省が隠蔽している可能性だってゼロではない

だろう。


 たかだかスポーツのイベントのために、

国民の生命を左右するような重大な情報まで

隠される。

日本はいつのまにこんな恐ろしい情報統制国家

になってしまったのか。

(田部祥太)


【転載終了】

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 ここでも、国民の生命と安全より五輪を

優先する姿勢が見て取れますね。


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