ワクチン2回接種でも効かないデルタ株・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ワクチン2回接種でも効かないデルタ株
日本でも「ブレイクスルー感染」が始まった
公開日:2021/08/11
水ぼうそう並みに感染力が強い、
新型コロナウイルスの「デルタ株」。
ワクチン先進国でも2回の接種完了後、
陽性となる「ブレークスルー感染」が
相次いでいる。
各国とも他に効果的な手段がなく、
「ブースター」と呼ばれる3回目接種
の実施や検討に入っている。
人口の60%以上が2回接種済みという
シンガポールの保健省は先月22日、
過去28日間の新規感染者1096人のうち、
44%が2回、30%が1回、ワクチンを
接種していたと発表した。
また米疾病対策センター(CDC)によると、
今年1~4月に米国で確認された
ブレークスルー感染の事例は約1万件あった。
人口の6割近くが2回接種を終えた
イスラエルでは、高齢者を対象にブースター
を開始。
ドイツや英国も3回接種に踏み切る構えだ。
日本で2回接種を終えた国民の割合は、
全体の32.7%。65歳以上に限ると80%
(5日現在)だが、国内各地で
ブレークスルー感染が報告され始めた。
埼玉県では7日、新規感染者889人のうち、
23人が2回接種済みで、年齢も20~90代と
さまざま。
栃木県さくら市の高齢者入所施設では、
入所者68人全員が2回接種を終えていた
ものの、28人の感染が判明した。
■ウイルスとのイタチごっこ
先月25日、感染者21人のクラスターが発生
した鹿児島市の米盛病院でも、
3人のブレークスルー感染を確認。
ちなみに同病院が今年6月、抗体検査を実施
したところ、抗体値の平均が2カ月で半減
していたという。
なぜ接種終了後も感染が相次ぐのか。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)がこう言う。
「デルタ株の強い感染力に加え、接種したこ
とで抗体ができる前に気の緩みというか、感染
対策がおろそかになったり、行動や心理的に
抑えが利かなくなったのかもしれません。ただ
デルタ株に関しては、ワクチンが絶対ではない
ことがハッキリした。接種しても効果がない人
がこれだけいるわけですから。南米由来の
ラムダ株にも効くかどうか分かりません」
菅首相は6月の党首討論で、
「ワクチン接種こそが切り札だ。10月から11月
にかけて、必要な国民、希望する方全てに終え
ることも実現したい」と胸を張ったが、
2回接種で感染を完全に防げない以上、
ウイルスとのイタチごっこだ。
変異を繰り返すたびに、ワクチンを打ち続ける
ことになるのか。
【転載終了】
************************
両親がワクチンを接種しているので、
今年は帰省をするという方が多いよう
です。
しかし、70歳以上の高齢者は抗体が
減少してしまっている可能性が大です。
家族間でのブレークスルー感染の危険
が高まりますので、家庭内でもマスクを
付けていることが肝要かも。
0コメント