新型コロナ騒動で国家を否定する「自助社会」・・・
適菜収のそれでもバカとは戦え
【転載開始】
■新型コロナ騒動で国家を否定する
「自助社会」が完全な形で到来した
公開日:2021/08/21
「ラムダ株」が東京五輪の開会式が
行われた7月23日に国内で初めて解析
され、国際機関に報告されていたにも
かかわらず隠蔽されていた件。
厚労省や国立感染症研究所(感染研)
によると、国内で初めて確認されたのが
7月20日、羽田空港に到着した30代女性
からだった。
女性はペルーに滞在歴があり、空港の
検疫で新型コロナウイルス陽性が判明
した。
ラムダ株は2020年8月に南米のペルー
で初めて報告され、中南米を中心に拡大、
感染力が強く、ワクチンによる保護効果
を回避する可能性があることも指摘され
ていた。
にもかかわらず、メディアが追及する
まで公表しなかった理由はその女性が
東京五輪の大会関係者だったからだろう。
要するに、浮かれ立つ連中の熱気に水を
差さないよう忖度したわけだ。
厚労省は、ラムダ株が日本の「VOC」
(懸念される変異株)に分類されていない
ことを理由に挙げていたが、
米ニュースサイト「デーリービースト」は
「東京五輪後に発表する計画があった」と
する感染研の研究者の証言を報道している。
菅義偉は感染者が拡大する中で東京五輪
を開催することについて、一貫して楽観論
と無責任な発言を垂れ流してきたが、
危惧されていた医療崩壊がいよいよ始まる
と、新型コロナの「中等症」であっても
「症状が軽い」あるいは
「重症化リスクの少ない」患者には
「自宅療養」させる方針に切り替えた
(8月2日)。
その後、反発を受け、表現を修正したが、
要するに、国民の見殺しである。
権力の中枢に食い込んだ新自由主義勢力が
30年かけて目指してきた国家の否定と
「自分の身は自分で守れ」という社会が
完全な形で到来したわけだ。
今回の新型コロナ騒動は国家の機能不全
と危機に立ち向かうための思想の脆弱性を
明らかにしてしまった。
私事で恐縮だが、この問題について評論家
の中野剛志氏と詳しく論じ、
先日「思想の免疫力 賢者はいかにして危機
を乗り越えたか」を上梓した。
新型コロナは変異を繰り返し拡大する。
小手先の対応は通用しない。
われわれ人類は、新型コロナと同時に無責任
な楽観論者やデマゴーグの類いを封じ込める
必要がある。
社会を防衛するのは最終的には一人一人の
精神なのだから。
【転載終了】
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ラムダ株が市中に拡散されている
可能性は?
東京都や埼玉県、大阪市、那覇市
などでは、保健所が抱える業務のうち、
感染経路や濃厚接触者を調べる
「積極的疫学調査」を縮小している
ようです。
「積極的疫学調査」縮小は、感染拡大
を抑える事が出来なくなります。
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