安倍前首相、“高市氏肩入れ”・・・本当の狙いは自身の再々登板か
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍前首相が過剰なまでに“高市氏肩入れ”
・・・本当の狙いは自身の再々登板か
公開日:2021/09/21
4人の候補者は誰もが決め手に欠ける
自民党総裁選だが、週末の各社世論調査
では高市前総務相が急速に支持を伸ばし
ている。
どの調査も「次の首相にふさわしい人」
のトップは河野ワクチン相だが、
2位争いは高市氏と岸田前政調会長の
接戦で、調査によっては高市氏が単独
2位に浮上。
そんな中、安倍前首相が高市支援の動き
を加速化させる狙いは――。
◇ ◇ ◇
安倍前首相は19日、自身のツイッター
で<私の新しい2連ポスターです>と、
高市とのツーショットポスターを披露。
前日に行われた日本記者クラブ主催の
公開討論会に触れ、高市をこう絶賛した。
<高市早苗候補の冷静で的確な応答振り
を賞賛する声が多数寄せられています。
彼女の外交安全保障に於ける見識を示され
たら困るのか、彼女をスルーする見識無き
質問者まで出る始末(笑)>
記者の代表質問が河野氏、岸田氏に集中
したことについて、
ネット上では「高市はずし」などと非難す
る書き込みが相次いだが、安倍前首相は
それをあおってみせたのだ。
安倍前首相の投稿には<最強のポスター>
<愛国者の美男美女><見ただけで涙が出た>
など熱烈な支持者からの返信ツイートが殺到。
安倍氏と高市氏が二人三脚で保守層からの
支持を広げていることが分かる。
そもそも、無派閥で総裁選初挑戦の高市氏は
立候補に必要な推薦人20人を集められるかも
分からなかった。
安倍氏が支持を鮮明にしたことで一気に流れ
が変わり、当初は泡沫扱いだった高市氏が
勢いを増しているのだ。
■勝利より何票集められるかが重要
それにしても、安倍氏はなぜ過剰なまでに
高市に肩入れしているのか。
その裏には“再々登板”をもくろむ野望が見え
隠れする。
「安倍さんの出身派閥である清和会(細田派)
では当初、下村政調会長が総裁選に立候補しよ
うとしたが、安倍さんが若手に直々に電話をか
けて『下村さんの推薦人にならないように』
『今は派閥が割れるようなことをするべきでは
ない』と全力で潰しにかかっていた。それなの
に、清和会を出た高市さんを担ぎ出して、自ら
派閥が割れるようなことをしているのは道理に
合わない。政治信条を同じくする右派というこ
となら下村さんでもいいはずです。安倍さんが
あえて無派閥の高市さんを担いだのは、
“清和会の総裁候補は今も自分ひとりだ”と暗に
示しているように感じる。秋の衆院選後に派閥
に戻ったら、再々登板に向けて本格的に動き
出すのではないか」(清和会関係者)
そのためにも、今回の総裁選は最終的に
高市氏が勝利することよりも、何票集められ
るかが重要なのだという。
「安倍前首相は自分がどれだけ“数字”を
持っているかを可視化させ、自分の影響力を
誇示することが目的でしょう。高市候補も
勝敗度外視で、首相在任中の靖国参拝など
安倍氏でも言わないようなタカ派発言で右派
に訴えかけています。総裁選で高市候補が
集めた票は、そのまま安倍支持者の数と重な
る。いわゆる岩盤支持層です。そこから
待望論が出てくるわけで、安倍氏は再々登板
に向けた地ならしのため、高市支援にシャカ
リキになっている。高市候補の得票数は、
自民党の右傾化を測るバロメーターでもあ
ります」(政治評論家・本澤二郎氏)
高市氏が得票を伸ばせば、その先に待って
いるのは安倍前首相の再々登板なのか。
それが総裁選の裏テーマだとすれば不気味だ。
【転載終了】
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引き際を知らない方は、得てして
頭が悪いです。(失礼
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