「Dappi」の背後には“自民党の金庫番”がいた!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「Dappi」の背後には“自民党の金庫番”
がいた! 赤旗日曜版スクープの衝撃
公開日:2021/10/20
大疑獄事件に発展するかもしれない。
日本共産党の機関紙「赤旗」が大スクープ
を放った。
「しんぶん赤旗日曜版」(10月24日号)が
<ウソ情報で野党攻撃のツイート 「Dappi」
運営企業の社長 自民党本部事務総長の親戚
名乗る>と題した記事を掲載するからだ。
「Dappi」とは、野党に対する数多くの
誹謗中傷ツイートを投稿し、拡散させて
きた匿名のツイッターアカウントだ。
衆院選の直前、「Dappi」を運営する
ウェブ関連会社が自民党と取引関係にある
ことが判明し、「背後には自民党がいるのか」
とSNSは大騒ぎになっていた。
日刊ゲンダイの調べでは、このウェブ関連
会社は、自民党の岸田首相や甘利幹事長が
代表取締役を務めていた企業と取引関係に
あったことも分かっている。
ネット上では<だからどうした>などと
トンチンカンな投稿があるが、巨額な税金が
投じられた公党・政権与党が、関係の深い
民間企業を使って野党を攻撃するネットを
「裏」で操り世論誘導していたということ。
これが許されるとしたら、民主主義国家でも
何でもない。
日刊ゲンダイの取材に対し、自民党は
「ご質問のツイッターアカウントは全く存じ
上げません」
「ご指摘のツイッターアカウントに関する
報道を把握していないため、答えようがない」
などとそろって回答を拒否していたが、
「しんぶん赤旗日曜版」の報道の通りであれ
ば、これは大嘘。
自民党本部そのものが関与していた疑いが
強まってくるからだ。
この記事に出てくる「自民党本部事務総長」
とは元宿仁氏(76)のことだ。
以前から<自民党の金庫番>と呼ばれた人物で、
2004年に起きた日本歯科医師連盟(日歯連)
の不正献金事件でも東京地検特捜部の事情聴取
を受けているほか、19年の参院広島選挙区を
めぐって元法相の河井克行、案里夫妻が逮捕、
起訴された大規模買収事件でも名前が取り沙汰
され、当時の菅前首相の首相動静でも複数回の
会談が確認されている。
日本記者クラブがネット上に掲載している
エッセー「記者ノート」(2020年2月)には、
元日本テレビ政治部長による元宿氏についての、
こんな記述が出てくる。
<党員歴50年を越えた彼には、退職に関す
るルールはなく、これまで幾度となく辞表を
提出したが、その都度慰留され続けて来た。
総裁、幹事長がそろって反対したためだ。党
の政治資金とその流れの裏の裏を知り尽くし
ているが故に、「余人をもって代えがたい」
ということだろう。田中角栄から現職の安倍
晋三まで、20人の総裁と37人の幹事長に仕え
た。ベテランの仕事師を徹底的に重用するの
は、自民党の得意技であり、長期政権の強み
あるいは、秘訣の一つだろう。
ロッキード事件やリクルート事件など
「政治とカネ」のスキャンダルで、自民党は
しばしば糾弾され、逆風に立たされることも
多い。2004年(平成16年)に発覚した
「日歯連迂回献金事件」では、彼の関与が
疑われ、検察から何度も事情聴取を受けた。
「政治資金を扱う裏方をやる以上は、汚いと
言われるかも知れないが、自分のような役回
りも必要だ。政治はきれいごとでは動かない。
話せないことばかりで、それは墓場まで持っ
て行く」と彼は言う。>
「墓場まで持って行く」なんてとんでも
ない。すべてを洗いざらい明かすべきだ。
【転載終了】
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