「“失敗論”は自公の思うツボ」と識者・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■立憲と共産は野党共闘やらなきゃ
もっと負けていた・・・
「“失敗論”は自公の思うツボ」と識者
公開日:2021/11/02
「野党共闘は不発」
「共闘失敗」
「共闘生かせず」――。
1日の全国紙の朝刊はこぞって野党
共闘について低い評価を下した。
しかし、果たして今回の総選挙で野党
共闘は本当に失敗したのか。
都道府県庁がある中心部の1区は
無党派層が多く与野党接戦になりがち
だ。
1区の星取表を前回と比較すると、
2017年は野党が12勝35敗と大敗した
が、今回は17勝30敗だった。
17勝のうち、岩手、長崎、大分を除く
14選挙区は野党一本化が実現していた。
前回、一本化できず自民に敗れ、
今回一本化により野党が勝った選挙区
は7つ(茨城、千葉、神奈川、兵庫、
奈良、徳島、宮崎)もある。
30敗のうち6選挙区
(宮城、秋田、山梨、長野、東京、愛知)
は1万票差以内の惜敗。
すべて野党共闘が成立していた。
野党共闘が一定の効果を発揮したのは明ら
かである。
■野党乱立72選挙区での勝利は6選挙区
のみ
逆に野党乱立は与党を利し、トンデモ
候補の当選を許すケースもある。
東京16区ではがん患者や女性に対する
暴言で知られ、落選危機が取り沙汰され
た自民・大西英男氏が当選したが、
立憲と共産候補の票を足せば、大西氏の
得票を上回っていた。
野党5党(立憲、共産、国民、れいわ、
社民)が乱立したのは全国で72選挙区。
与党に勝てたのは6選挙区に過ぎない。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が
言う。
「野党共闘を失敗と評価するのは間違って
います。野党がまとまっていなければ、
獲得できなかった議席もあるし、接戦に
すら持ち込めなかった選挙区もあるで
しょう。今回は競り負けた選挙区も少な
くなく、力不足は否めない。選考方法な
ど課題も多い。ブラッシュアップは必要
ですが、野党が共闘に後ろ向きになれば、
自公の思うツボです」
2013年の参院選1人区で野党は
2勝29敗と惨敗。
その後、野党共闘を進め、16年は11勝21敗、
19年は10勝22敗と盛り返した。
野党は「共闘」なくして、来年の夏の
参院選挙は戦えない。
【転載終了】
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識者の言うとおりだと思います。
共産党が全選挙区に候補者を立て
ていたら、与党の単独過半数を許
していたでしょう。
今の有権者の認識を見ると、漠然
と政権与党支持になっているように
思います。
安倍政権の時のように、他に首相
に適任な人がいないなどと、消極的
支持など国際社会では考えられない
ことです。
しかし、野党共闘を嫌がってて、
反共攻撃する与党。
それを後押しするような全国紙の
分析力の低さが気になります。
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